新たな試み

アランミクリ (alain mikli)は2000年代に入り、「ミクリが目元を飾る」という新しいキャンペーンをスタートしました。名古屋やデュッセルドルフ、上海や香港など世界各国で直営店やショップ・イン・ショップの展開し、国際的な成功を遂げます。 2000年に開発を行ったミクリビジョンは、フレームに装着されたCCDカメラで目線上のものを画像撮影できるという斬新な発想が話題を呼びました。 その近未来的なデザインも人気を集め、カメラなしのモデルやミクリビジョンをベースにデザインされたモデルも発表されたのです。 2001年にはイッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)のデザイン、2003年にはジャンヌ・モローのアイウェアデザインも手掛けています。 2003年にはチタン合金製の「アランミクリチタン」を発表し、2005年に発表した「アランミクリパクト」は、現在も独立の新ラインとして展開しています。 2011年には、2006年発表の人気コレクションであるidyl (アイディール)とまったく同じ素材を使用したスマホケースを、ストライプとモザイク、キューブの3種類で展開し、カラフルなケースが人気を集めました。

アランミクリの写真展

2000年代に入ると慈善事業をスタートさせ、視覚障害者のために手で触れて画像を認識できる写真展、「手で見る写真展=TOUCH AND SEE」を開催しています。 アランミクリ初のエキシビションとなったこの写真展では、世界で有名な航空写真家のヤン・アルテュス=ベルトランが地球を撮影したオリジナルプリントを、デザイナーのアランミクリが立体化したコラボレリーフが公開されました。 手で見る写真展は、2003年にロンドンでスタートした後ヨーロッパをまわり2006年に日本でも開催されたのです。計45点製作されたレリーフのうち20点が日本で公開され実際に手で触れて感じる作品展となりました。 こうして、視覚障害者にも触覚で絵画や写真などの芸術作品を感じる場面を提供することでも、現代の限界を超えるという決意が示されているのです。 「見るための、そして見られるためのメガネ」というコンセプトでスタートしたアランミクリは、35年以上もの間世界で愛されているアイウェアブランドです。 枠にとらわれない自由な精神とより多くの人にメガネファッションを楽しんでもらいたいという願いが、時代が変わっても人々を惹きつけ続けている理由なのかもしれません。
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