確固とした美意識

ヌメロヴェントゥーノのデザイナーである、アレッサンドロデラクア(ALESSANDRO Dell’ACQUA)は、1996年の春夏コレクションにおいて、他のイタリアブランドとは一線を画した、儚くて静かなセンシュアリティがあふれ出すようなコレクションを届け、世界のファッションシーンに登場しました。 そのアレッサンドロデラクアの打ち出す控えめな美意識が、ファッションにおける過剰ともとれるセクシュアリティに疲れ果てた人々にとって、新しい風穴を開けることとなります。旗艦店が世界で初めて東京にオープンしたのが2014年8月のことです。 居心地の良さを追求し、アレッサンドロデラクア流の静かさの中にある美しさに満ち溢れた3層構造となった空間には、着る人の魅力を最大限に引き出すような、繊細なコレクションが並んでいます。

ファッションへの原動力

目まぐるしく変わるファッション界において、変わらぬ独自の美意識を大切にし続けるヌメロヴェントゥーノのファッションに対する原動力について尋ねてみました。 すると、常により良いものを追い求める探求心と好奇心に満ち溢れていることだと語っています。

マーケットの声への重要視

そして、マーケットのかすかな声にも耳を傾けながら、もっと良いものへどのように自分の表現を革新することができるかと、自分に対して厳しく、常に考えていることも明かしてくれました。 ファッションは移り変わりが早いもの、皆に愛されるものとは何なのかを積極的に知ろうと探求することは、ビジネスにおいても大切だとも語っています。 インターネット上や、ソーシャルメディアといった現代の若者のライフスタイルに注目し、世界中が求めているもののチェックも欠かさないと言うアレッサンドロデラクア自身の美意識が、日本人の繊細な部分とも共通することを見つけてもらうことは嬉しいことだと語り、自然と出てくる自分のアイコンであり、また、美意識だと思っていることも打ち明けてくれました。

コレクションへの姿勢

トレンドとは全く関係性のない表現をしていることもありますが、自分自身のスタイルを信じ続け、控えめなセンシュアリティを更新し続けるよう努力を続ける姿勢も大事にしています。 2015年の春夏コレクションにおいては、軽やかで洗練されたストリートスタイルを表現していたが、起点となったのは、1950年代のサーファーとイタリアのエレガンスという大局にあるものの融合でした。 都会的でありながら、リラックス感のある雰囲気は、着心地だけでなく、デザイン自体にも盛り込まれており、アレッサンドロデラクア自身の求めるライフスタイルを表現したもの、となっています。 コレクションの中では、ファンタジーを大切にし、自己表現だけではなく、こんな風だったらいいのに、という願望を投影するキャンパスとして表現しています。 ショップの中の空間においても、友人の家に招かれたような快適さを大切にし、コンテンポラリーな素材と、イタリアのクラシカルな雰囲気をミックスしています。
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