ブラッディマリー(Bloody Mary)は1999年、デザイナーの田邉亜紀子が立ち上げたアクセサリーブランドです。彫刻ひとつひとつに美しさを持たせて、有機的な造形を表現することにより、ブランド独自の世界を展開しつづけています。 爪やタトゥー、骨や植物を身にまとうような感覚で着けられるものを作る、というコンセプトのもとでデザインが行われています。 ウロコや爪を忠実にアクセサリーへと仕立てあげている老舗であり、そのモチーフは、一点だけに縛られることない柔軟性を秘めているのです。 現在は、サブテーマを用い、それに沿う形のモチーフの展開も行っています。日々進化をつづけているアクセサリーブランドで、過去にはアニメ「BLOOD THE LAST VAMPIRE」とのコラボレーションラインを発表したことで、一部のアニメファンからの支持も集めました。ブラッディマリーのコレクションは性別を問わずに着けることができる作品が多いのが特徴です。 1999年に発表されたブランドコレクションはSilver Creatureで、これは他のコレクションとは異なり複数年に渡ってこのコレクションへと属する商品が発売されました。 以後、2002年Mermaid、2003年Sea of Trees、2004年In The Desert、2005年Kingdom、2006年Midnight、2007年World、2008年KAIと、一年毎にテーマに沿ったコレクションが展開されます。特に2009年のテーマArchiveでは、ブランドの代表作となる龍がモチーフとなったコレクション、Birthが発売されます。 2010年に発表されたテーマ、Primitiveでは男性向けラインADAMと女性向けラインEVEの2つにカテゴライズされた作品が発売されます。また、この年には他のコレクションでは見られない革財布がリリースされ、クリスマス限定商品のクロスモチーフペンダント、Genesisが発表されました。2004年、姉妹ブランドコンロン(KONRON)をスタートさせます。 デザイナーの田邉亜紀子は学生時代から日本美術、自然造形、中世芸術などの研究に従事していました。特にジャポニズムやアールヌーボーに関する造詣が非常は非常に深く、彼女のデザインに大きな影響を与えています。 卒業後、大手企業やメーカーでアクセサリー、ジュエリーブランドのデザイン及び開発に従事します。 1999年、ブラッディマリーを立ち上げますが、その後ブランドが当初のコンセプトから離れた動きを見せ始めたため、2009年8月をもって、ブラッディマリーから身を引くこととなります。その後はフリーランスでデザインの仕事やブランド開発の仕事を行っています。 現在はアクセサリーブランド、サラサファミリア(THALLASAFAMILIA)とパートナーシップを組んで、同ブランドのディレクション及びデザインを行っています。
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