130年以上の歴史を持つワークウェアブランド カーハート

カーハートとは

カーハート(CARHARTT)とは1889年にハミルトン・カーハート(Hamilton Carhartt)がアメリカのミシガン州デトロイトにて設立したワークウェアブランドです。

1882年から卸売業を始めて2年後、ハミルトン・カーハート&カンパニー(Hamilton Carhartt and Co.)を設立しました。家具や手袋といった生活雑貨を取り扱う卸売業を中心に展開していました。1830年に入り製造業が増えた背景から、労働者に向けたワークウェアを製造することを決意したハミルトン・カーハートは、ハミルトン・カーハート・マニファクチュア(Hamilton Carhartt Manufacturer)に社名を変更し本格的にワークウェアの製造に着手し始めます。

4台のミシンと5人の従業員という少ない機材と人材で製造を始めます。現在もカーハートを代表するアイテムであるオーバーオールを誕生させます。当時は、丈夫なダック生地とデニム素材で作られたオーバーオールは優れた耐久性を兼ね備えていましたが、あまり売れていませんでした。そこで、製品の見直しをします。労働人口の多くを占めた鉄道員の需要に応えるべく、鉄道技師に改良のアドバイスを求め製品向上に努めました。

主な生地を12オンスコットンへと変更したことで優れた耐久性と機能性を実現しました。工具用ポケットを加えたことで、労働者に受け入れられていき、今も代表するアイコニック的なアイテムへと進化を遂げました。

労働者の仕事をウェアという観点から支え続けたことで、1935年代から1960年代に製造されたアイテムにはメイド・イン・ユニオン(made in union)の文字がタグに記載されています。このタグは、当時大きな影響を持っていた労働組合が認めた製品の証としてこのタグが使用されていました。その為、労働者の多くは認められた証明タグを求めカーハートの製品を手に取り仕事着として着用していました。

1966年に現在のロゴが誕生します。通称「Cロゴ」と呼ばれるブランドロゴを発表しました。豊かさを表すシンボル「コーヌコピア」と呼ばれるギリシャ神話に登場するヤギの角をモチーフにしています。

90年代に入り労働者だけでなく、HIP HOPアーティストやストリートシーンで着用されるようになります。この影響に伴い、1997年にデザインやシルエットをより現代にアレンジしたヨーロッパ初のカジュアル・ウェアライン カーハートWIP(Carhartt WIP)をスタートさせました。

カーハートを代表するアイテムの数々

カーハートを代表するアイテムはオーバーオールが一般的に有名ですが他にも代表的なアイテムがあります。

まず始めに、デトロイトジャケット(Detroit Jacket)です。当時から使用され続けているダック生地を使用することで、変わらない面影を再現しています。キャンパスには12オンスコットンを使用しており、裏地をブランケット素材で構築することで、保温性が高い1着です。高い耐久性と防寒性を兼ね備えたジャケットです。

そして、もう一つのアイテムがダブルニーパンツ(Double Knee Pant)です。労働者に向けて作られたパンツ。作業の最中にしゃがんで膝をつくことが多い労働者の為に、ももからすね辺りまで、生地を2枚に仕立てており、耐久性を実現したアイテムです。ワイドなシルエットは現代のファッションシーンで高い人気を誇るアイテムです。

カーハートの最近の動向

2020年10月頃に日本のストリートファッションブランドとして知られるワコマリア(WACKO MARIA)とカーハートWIPがコラボレーションした事でも話題を呼びました。カーハートの古き良きワークウェアスタイルをカーハートWIPでカジュアルにリデザインし、ワコマリアが持つ独特な表現と見た人にインパクトを与えるデザインがコラボレーションアイテムで発売されました。コラボアイテムは数時間で完売してしまう程、人気を誇るコラボレーションでした。

2020年1月頃には、アメリカのストリートブランド アウェイクニューヨーク(Awake NY)とカーハートWIPでコラボレーションをしました。近年、高い支持と人気を得ているアウェイクニューヨークとのコラボレーションは、ストリートテイストを色鮮やかなカラーで表現することで、今までにないカーハートを表現しています。カーハートのCロゴとアウェイクニューヨークのロゴがデザインされたバックプリントアイテムは大きな注目と話題を生みました。

カーハートはこれまでに多くのブランドやアーティストとコラボレーションを行ってきました。今後もコラボレーションを行うと考えられており、ワークウェアを代表するブランドとしてファッションに影響を与えるだけではなく、新たなスタイルを確立したファッションブランドとして成長を遂げると注視されています。

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