ディオールのドキュメンタリー映画

2014年の4月に公開された「ディオールと私」。世界中が注目するクリスチャンディオールのオートクチュールの裏側に焦点を当てた映画となっています。 フレデリック・チェン(Frederic Tcheng)監督によるこの作品は、ドキュメンタリー映画として、トライベッカ映画祭で公開されました。 誰もが憧れる老舗のブランドであるクリスチャンディオール。そのクリスチャンディオールの初めてとなるコレクションは1947年2月12日でした。

ラフ・シモンズ手掛けるディオール

それから65年後、2012年に新デザイナーに就任したのがラフ・シモンズです。 彼は、ベルギー出身でオートクチュール未経験者。しかし自身のブランドで活躍する彼の抜擢に、ディオールのアトリエで働く経験の豊富なお針子たちにとっても新しい挑戦の始まりでした。 ラフ・シモンズがディオール就任後、初めてとなるオートクチュールのコレクションの裏側を描いたドキュメンタリーは、伝説に彩られたメゾンや、クリスチャンディオールの世界へと人々を誘います。 そこにはオートクチュールを支える多くの人々の並々ならぬ苦労と、お針子たちが仕事に献身的に取り組む姿が描かれています。 パリ・コレクションまでに与えられたのは8週間という異例の期間でした。それは通常だと4~6ヵ月を有するもので、それをたった8週間で54ものデザインのオートクチュールを発表しなければならないという過酷なもの。 寝る間も惜しんで、ラフは斬新なアイデアとデザインを考え、ディオールのお針子たちは、布に魂を吹き込んでいきます。エレガントで美しいドレスに隠されている、デザイナーと職人たちの情熱や誇りをかけた戦いは見るもの全てを魅了しました。 フレデリック監督は、お針子たちを昼夜問わず追い、焦り、緊張、疲労、喜び全てを撮っていったのです。 プレッシャーを感じながら生き抜いてかなければならないファッション業界の日常、そしてそのブランドの象徴的な過去を織り交ぜながら展開していくこの映画は、ラフ・シモンズに、職人たちから捧げられるオマージュともなっています。

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