ニコラフォルミケッティ(Nicola Formichetti)が、ディーゼル(DIESEL)のアーティスティックディレクターとなって、約二年が経ちました。 ディーゼルはアイデンティティの強いブランドで、特にデニムに特化しています。世界中にショップを展開する大きな会社のため、スケールがとても大きいのも特徴です。 そのため、ニコラフォルミケッティ自身が、新たに就任し、まず取り組んだのが、環境の整備です。二年の間に、一緒にモノづくりをしてくれるスタッフなど、仕事をしやすい人とチームが組めるよう動きました。 大きな組織の全体を動かすのは、困難なことも多いため、採用などのインターナルな仕事を中心にやることで、会社組織全体を自分の思い描くものへと近づけるよう準備を行っていました。チームを変えるなど、変化の中においても自分の世界を作り、家具や、本、アシスタントや友人なども含めて、環境を整えることにとにかく注力しました。 彼の思い通りの環境が整い、ディーゼルワールドをライフスタイル全体に、広く親しまれるように、面白くて突拍子もないことを展開していきたいと自身も語っています。 例えば時計など、これまでより一層ディーゼルのイメージにシフトさせていこうとの考えです。その他にも、今まで自分がスタイリストの仕事で得た経験を活かして、ディーゼルでもコスチュームを使ったり、ビジュアルに活かしたりと、メディアを通した拡散で、興味を引き付けていきたいとも語っています。 ディーゼルは、日本では高級感のあるイメージで展開しているのですが、日本以外の国では、カジュアルな雰囲気が定着しています。ニコラフォルミケッティは全世界で作られるディーゼルの商品を、よりプレミアムにして、世界的にもイメージを一新することに現在は注力しています。 その他に実店舗と併せて、オンラインでも販売を強化していきたいと考えており、新しいウェブサイトをオープンさせる予定です。そこでは、ソーシャルメディアやビジュアル、オムニチャンネルなどを張り巡らせ、シームレスな世界にまとめたいとの展望を明らかにしています。 ディーゼルは、ハイファッションとは違い、街でデイリーに着てもらう服なので、トレンドを追うものでもありません。そのため、定番を新しくアップデートさせたり追加していくなど、世界中の色々な国と人に、ディーゼルのファッションでワードローブを作ってもらえるよう、ウェブやショップを通して提案していこうと考えています。
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