エルメネジルドゼニア(Ermenegildo Zegna)は、最高級の原毛を材料に、様々な機能性を持った革新的な生地の開発を行ってきました。

ディチョット・ミルミル・ディチョット(18milmil18)

1964年に作られたのが、ディチョット・ミルミル・ディチョット(18milmil18)と呼ばれる生地です。原毛の細さがわずか18ミクロンという極細のウールを使用しています。自社製造のファブリックに対して、名前を付けたのは世界で初めてのことでした。 そして、同じ年には、17ミクロンのさらに細い原毛を用いた生地を作り、世界最高峰のファブリックブランドとしての地位を築きます。

トロフェオ(Trofeo)

1965年には、エルメネジルドゼニアの生地の中で、最も有名であり、高級スーツの代名詞として知られるトロフェオ(Trofeo)が作られます。オーストラリア産のスーパーファインメリノウールを使用したウーステッド生地のものです。 滑らかな風合いがありフォーマルなスーツによく使用されます。1990年半ばには、オールシーズン対応の仕様に進化させて、現在 も多くのビジネスマンに愛されているシリーズです。

ハイパフォーマンス(High Performance)

1985年には、スーパーファインウールの弱点でもあったシワになりやすい特徴を、糸を強撚糸にすることで見事に解消させた、ハイパフォーマンス(High Performance)を作り出します。 糸の強い撚りによってシワになっても、戻るほどの強い弾力があり、普段使いにも、強い味方です。1メートルあたりが250グラムの計量素材で、夏の生地の代名詞として用いられます。

カシコ(Cashco)

1996年には、カシミアとコットン生地をブレンドした、カシコ(Cashco)が誕生します。異なる天然繊維を用い年間を通して使用でき、軽量のカジュアル向きの生地です。

15ミルミル(15milmil)

また、同年、生産者とともに原毛の改良と、工場の紡績技術の発達によって実現可能となった、15ミクロンの15ミルミル(15milmil)が作られます。しなやかさと艶を備え、最高級ラインとして現在でも生産されている生地です。

トラベラー(Traveller)

1998年には、柔軟性と弾力性に富んだトラベラー(Traveller)が作られます。名前にある通り、旅行や出張先でも活躍する、シワになりにくい機能性の生地です。

エレメンツ(Elements)

2003年には、衣服内の温度や湿度の調整を行う機能性に優れた、エレメンツ(Elements)が開発されます。松ぼっくりが天候により開閉する仕組みに着目し、気候状況で、内側層にあるマイクロファイバーフィルムの細孔が拡張、収縮します。

トラベラーマイクロンスフィア(Traveller Micronsphier)

2005年には自然から発想を得た、トラベラーマイクロンスフィア(Traveller Micronsphier)が登場します。ハスの葉が水を引く仕組みを真似て作られており、撥水、防汚の機能も加わっています。

ハイパフォーマンスクールエフェクト(High Performance Cool Effect)

2009年に登場した、ハイパフォーマンスクールエフェクト(High Performance Cool Effect)は、濃い色の生地でも、太陽光の約80パーセントを反射する特殊仕上げを施しています。夏場のジャケットも快適に着られるように革新した生地です。

ヴェリュス・オウレウム(Vellus Aureum)

2010年には、最高品質の原毛だけをあつめ、11.1ミクロンという極細の原毛を織り上げた、ヴェリュス・オウレウム(Vellus Aureum)を作ります。ブランド創業100周年の記念に限定生産し、世界でわずか20着分のみの大変希少なものです。

FabricNo.1

また、最先端技術を用い、15milmilを復刻した、FabricNo.1を作りました。エルメネジルドゼニアの原点や革新の歴史が詰まった生地です。
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