ツィードには色々な種類があり、その種類によっても特徴があります。

ハリスツィード

数あるツィードの種類の中でも、昨今日本でも有名なツイードが、ハリスツィードです。 ハリスツィードは、ざっくりとした風合いと厚みが特徴で、防寒着などにも使われています。ハリスツィードは、スコットランドの中にある、アウター・ヘブリディーズ諸島で作られています。ハリスツィードと呼ばれるにはいくつかの基準があります。 何も混じっていない「ヴァージンウール」を使用すること、ウールの染色や紡績は島の中で行うこと、そして、職人の家で織られることです。 この基準に沿ったツイードが作られ、ハリスツィード協会から認められたもののみ、ハリスツィードとして世に出されます。

ドネガルツィード

ドネガルツィード(Donegal Tweed)は、アイルランドで誕生したツィードです。アイルランドの北西部にある、ドゴニール州という場所で生産されるドネガルツィードは、耐久性と暖かを兼ね備えています。 また、表面に「ネップ」と呼ばれる、糸の線維が固まってできた節が散らばっているのも特徴です。他にも、アイルランドの自然をイメージした色がツィード生地に投影されています。

シェットランドツィード

シェットランドツィード(Shetland Tweed)は、スコットランド北部にあるシェットランドという島にいる羊の毛を使って織られるツイードです。 シェットランド種のウールは他のウールよりも柔らかく、このウールで織られるツイードは軽く、暖かいのが特徴です。 シェットランドウールの多くがツィード以外の製品に使用されるため、このウールで作られるツィードは非常に貴重であると言われています。

チェヴェオットツィード

スコットランドの南側やイギリス北部に生息している、チェヴィオットと呼ばれる羊の毛を使って作られたチェヴィオットツィード(Cheviot Tweed)というツィードがあります。 チェヴィオットは山岳に生息する羊の中では最高品質の羊毛を持つと言われており、その羊毛を使って織られたツィードは光沢とハリが特徴です。また、他のツイードよりも色彩がはっきりとしています。 ハリスツィード、ドネガルツィード、シェットランドツィード、そしてチェヴィオットツィードの4種類のツィードは、英国4大ツィードと呼ぶ場合もあります。
ハリスツィード 高価買取いたします »

【RINKAN公式SNSにて最新情報配信中】