カシヤマフランスの後押し

ゴルチエ(Gaultier)は、フランス発祥のファッションブランドです。そのブランドは、フランス生まれのジャンポールゴルチエ(Jean Paul Gaultier)によって手掛けられたことから、自身の名前を冠して、ジャンポールゴルチエと名付けられました。 そして、1976年に、自身初めてのコレクションとなる、アクセサリーのコレクションを発表します。そして翌年には、自身の名を冠したレディースのプレタポルテコレクションによって、華々しいデビューを飾ることになります。 1978年には、ジャンポールゴルチエ社を立ち上げます。そのブランドの設立に際して、当初からブランド可能性にいち早く気づき、資金などを提供することで、ブランド創設の後押しをしたのが、カシヤマフランスでした。 カシヤマフランスとは、日本のアパレル最王手として君臨する、オンワード樫山のフランス現地法人だった会社です。 そのような日本のアパレル大手企業からのバックアップを受けることとなったジャンポールゴルチエは、1981年にオンワード樫山とライセンス契約を結んでいます。

一世を風靡したゴルチエ

1980年代のゴルチエは、下着ルック、アンドロジナス、ボディコン服といった斬新かつユーモラスな作品を次々と世に送り出していきました。そして、トレンドセッターとして時代をけん引していくこととなります。 1992年には、ゴルチエジーンズ(Gaultier Jeans)を発表し、デニムを中心としたストリートファッションの影響を受けたジーンズラインで、新しい風を吹かせることになります。 その翌年には、香水ブランドのジャンポールゴルチエ・パルファム(Jean Paul Gaultier Parfum)をスタートさせます。 1984年の春夏コレクションより、メンズコレクションも発表することとなります。 1997年の春夏シーズンよりオートクチュールコレクションを発表し、原点回帰となるコレクションとして注目を集めます。 2003年には、浴衣やリョーカ、水着も発表され、日本人になじみのあるアイテムの発表により、日本にも浸透していくこととなるのでした。 オートクチュールでの成功により、大手ブランドエルメスからの出資を受けることとなり、ジャンポールゴルチエの名は世界中を駆け巡るようになります。 2006年には秋冬のメンズウエアのコレクションラインを、女性も共用できるユニセックスラインにし、ゴルチエ・パワー・トゥ・ザ・トゥ(Gaultier Power To The Two)に名前も変更し、新時代のファッションを表現するのでした。 2007年には、オンワード樫山と交わしていた契約を、輸入、販売契約に切り替え、新しい活路を見出します。
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