レーベルアンダーコンストラクション(LABEL UNDER CONSTRUCTION)は、2003年にイタリアのペルージャで設立されたブランドです。

デザイナー ルカ・ラウリニ

デザイナーのルカ・ラウリニはフィレンツェのポリモーダ、ニューヨークにあるFITでデザインを学び、2000年から2003年にかけて、カルぺディエム(C-DIEM)で生産管理及び企画を担当していました。 2003年に彼は独立を果たし、レーベルアンダーコンストラクションを立ち上げます。 ルカの父親はイタリアでニットの生産会社を経営しており、プラダ(PRADA)など、イタリアに拠点を置く高級ブランドを顧客に抱えるくらい、高品質なニットの技術を持っています。 そのため、レーベルアンダーコンストラクションへも父親の会社の高品質なニットが供給されています。

ブランドの強み

High Quality & Simpleを旨としたアイテムの数々は素材に物語、フォルムに命を吹き込んでいると定評があります。ルカは自分が好きな分野であるグラフィック、建築、アート、音楽などを作品に落とし込み、ニットの可能性を深く追求しています。 彼が生み出すアイテムは、他には真似することができない職人技であると言われ、ブランド独特のパターンやプリントを形成するためにルカ自身が機械を改造することもあるほどです。 中でも、o-projectと言われる彼のアートプロジェクトにおいて、構造的変形をテーマに置いた革新的なアイテムを打ち出し続けています。

様々な革新的アイテム

レーベルアンダーコンストラクションのニットの特徴は比較的細身でシンプルなデザインにあります。リバーシブルなどのほどこしがしてあるのも大きな特徴のひとつです。 カラーは単色のものが多く、白や黒のモノトーンのものから、鮮やかで綺麗な色までさまざまなレパートリーのアイテムを展開しています。 2011年秋冬コレクションのブランドのテーマは、n cage、すなわち包む、でした。その名の通りニットの間に糸が包まれる、まるでアートのようなアイテムの数々が展開されました。 2014年秋冬コレクションでは、ブランド設立10周年という節目に当たり、その集大成とも言えるコレクションを発表し、話題を呼びました。 また、2017年春夏コレクションのテーマをEMBROIDERY SEAMとし、新たなテクニックを駆使した新作を発表しました。 軽やかでありながらも、そこにはっきりとした個性が光っているアイテムの数々は、現代のニットの開発において、異端の究極形が、また新たな形で進化を遂げた、と評判になりました。 2017―2018年秋冬コレクションでは大きなテーマは掲げませんでしたが、ニットのテクニカルな部分を提案したアイテムを豊富に展開しています。
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