ロレックスとは

ロレックス(ROLEX)とは、ハンス・ウィルスドルフ(Hans Wilsdorf)が1905年に設立したスイスの時計ブランドです。 ロレックスは、ブランド時計の中でもリセールバリューが高く世界中で中古品が取引されており、定価以上で取引されているモデルも多々存在します。また日本では①知名度、②機能性、③資産としての価値の3点を理由として高額で取引されています。

数多く展開しているモデル

ロレックスにはスポーツウォッチ、ドレスウォッチなどの種類があります。その中でもスポーツウォッチのモデルはリセールバリューが高いモデルが数多く存在しており、特に人気の高いカテゴリになります。 ・エクスプロ―ラーⅠ&Ⅱ ・コスモグラフ デイトナ ・サブマリーナ ・GMTマスターⅠ&Ⅱ ・シードゥエラー・シードゥエラー4000・ディープシー ・ミルガウス ・ヨットマスター&ヨットマスターⅡ がスポーツウォッチに当たります。 ドレスウォッチはシンプルで上品、控えめなテイストが特徴で、 ・チェリーニ・プリンス ・デイトジャスト ・デイデイト ・スカイドゥエラー がドレスウォッチにが当たります。

ロレックスの来歴

ロレックスは1905年にハンス・ウィルスドルフによって設立されました。ハンス・ウィルスドルフは懐中時計が主流だった時代に腕時計のニーズを予知しており、実用的な腕時計を製造するためには、高精度のムーヴメントと気密性の高いケースが不可欠であると考えていました。そこでスイスの時計製造会社「エグラー社」と契約を結び優れたムーヴメントの供給元を確保、そして関税や取引の簡素化のために1907年にスイスへ拠点を移し、翌年に「ROLEX」を商標登録します。 その後も精度向上に力を注ぎ、1910年、ビエンヌの時計学校にて公式精度検定最高レベルのクラスAを獲得。さらに1914年には、キュー天文台でも精度A級認定を受けるといった腕時計初の快挙を成し遂げます。 続いて気密性の高いケースの確保に乗り出し、1926年、オイスター社が開発した金属の塊をくり抜いたケースにねじ込み式のリューズと裏ブタを組み合わせた防水ケースの特許を取得し、この新型ケースには二枚貝に由来する「オイスター」が名付けられます。 完全な防水性を確保するためには、リューズの締め忘れによる浸水を防ぐ必要があったため、解決方法としてリューズによるゼンマイの巻き上げを必要としない自動巻き上げ機構の開発を行いました。そして1931年、腕時計として世界初となる全回転方式ローターでの自動巻き上げ機構「パーペチュアル」を開発。ウィルスドルフが目指していた腕時計の完成形の原型が完成しました。 そして創業40周年を迎える1945年には文字盤に日付表示用の小窓を備えたデイトジャストを発表。これら2つは、金属の塊をくり抜いて作られる非常に防水性、堅牢性の高いオイスターケースと合わせてロレックス三大発明と言われており、ロレックスの名を世界に知らしめるきっかけとなりました。 1950年代になると、時計の機能の枠を超え、過酷な環境下でも最高のパフォーマンスを発揮できるプロフェッショナルモデルの開発を推進めていき、1953年には究極のアドベンチャーウォッチ「エクスプローラー」と回転ベゼルを搭載しジェームス・ボンドが映画「007」シリーズの中で愛用していることでも有名な世界初のダイバーズウォッチ「サブマリーナー」を発表。1955年にはパン・アメリカン航空の依頼により国際線パイロットのための「GMTマスター」が開発され、ロレックスの機能に対する信憑性、ステータス性はプロの使用者だけでなく、一般でも広がっていきました。 1960年代には、深海潜水艇「トリエステ号」が世界記録を樹立した偉業にも同行し、オイスターケースの防水性を改めて実証しました。後にこれらの成果をもとにプロダイバーのためのモデル「シードゥエラー」を開発します。また、デイトナ・インターナショナル・スピードウェイの完成に伴い、レーサーのためのモデル「デイトナ」を発表するなど各分野のプロフェッショナルのための時計開発が行われました。 こういったロレックスの新たな試みにチャレンジする精神は今現在まで受け継がれており、完全自社製クロノグラフムーブメント開発、セラクロムやパラクロムといった新素材開発などの開発につながっています。ロレックスの進化は今この瞬間にも続いています。

ロレックスを着用する著名人

ロレックスは国内外問わず様々な著名人の方が愛用しています。海外だとオーランドブルーム、マッド・デイモン、トムハンクスなどが愛用しており、国内だと木村拓哉、中居正広、稲葉浩志を代表にミュージシャンやお笑い界など幅広い方が愛用しています。

ロレックスの動向

ロレックスは設立当初から様々なことにチャレンジしてきたブランドです。精度以外にもケースの気密性やムーヴメント開発、新素材の開発などのたゆまぬ努力により、時計業界で現在の地位を確立しています。その機能性や知名度から需要が高まっており、中古相場での価値も高まり続けています。今後も高級時計の王様として君臨するブランドでしょう。

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