ヴェロニクブランキーノ(Veronique Branquinho)は、デザイナー自身の名前をブランド名にし、1997年にベルギーで誕生した、ファッションアイテムを取り扱うブランドです。

卒業制作で注目を集める

ベルギーの首都である、ブリュッセルに生まれたファッションデザイナー、ヴェロニクブランキーノは、高校までは語学を学んでいました。 その後、絵画を専攻できる学校に編入し、アートの道に進みます。1991年、数々の有名デザイナーを輩出してきたアントワープ王立芸術アカデミーへ入学し、ファッションデザインについて学びました。「エチケット」をテーマとする卒業制作は、学生にも関わらず話題を呼び、彼女に注目が集まるきっかけとなります。

活躍の場を広げるブランド

1997年の10月、パリでブランド初となるコレクションを発表しました。シンプルな中にも、フェミニンさを感じさせるエッセンスがあり、幅広い年齢層に受け入れられるデザインが特徴です。 ブランド創立の翌年、パリコレクションで、秋冬コレクションを発表し、活躍の場を広げていきます。控えめで自然体なデザインは、トレンドを追わないヴェロニクブランキーノらしさを確立していきました。これらの活躍が評価され、VH1ファッションアワードの、新人賞を受賞します。 1999年、イタリアの高級な革製品メーカーとタッグを組み、さらに注目を集めました。同年、パリで展示会コレットを開催します。積極的な活動が実を結び、故郷であるベルギーで開催された、モエ・ファッション・アワードで見事、大賞を受賞しました。 2003年からはメンズコレクションも手掛け、さらにブランドを成長させ、新たな顧客の獲得に成功します。展示会にも積極的に参加しているブランドで、2001年には、アメリカのニューヨークでも、ベルギーのデザイン展等に参加し、世界に羽ばたいていきます。

多くの人々から愛されるブランドへ

2006年なると、メンズとレディースの新ラインである、コンプリス(COMPLICE)を開始しました。共犯者という意味を持つこの新ラインは、トレンドに流されないユニセックスなデザインが特徴です。 2008年は、ブランド創立10周年にあたり、これを記念してベルギーのアントワープにて、回顧展である、ヴェロニク ブランキーノ、ありのままの姿(Moi, Veronique Branquinho, Toute Nue)を開催しました。 多くの話題を呼び、愛されて続けてきたヴェロニクブランキーノでしたが、世界的な景気停滞が影響し、2009年にクローズしてしまいます。 しかし、2012年にイタリアのGibo社と提携し、ブランド復活を遂げました。現在でもアントワープを中心に、世界に向けてヴェロニクブランキーノらしいファッションを発信し、多くの人々から愛され、そして注目されているブランドです。
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