ヴィクターアンドロルフ(viktor&rolf)は、オランダの都市アムステルダムが拠点となっているファッションブランドです。

二人のデザイナー

ヴィクター・ホスティン(Viktor Horsting)とロルフ・スノラン(Rolf Snoeren)という2人のデザイナーが設立しました。イスラエル出身のヴィクターとオランダ出身のロルフは、オランダにあるアーネム芸術アカデミーで知り合います。 同校を卒業後、2人はパートナーとなり1993年、活動の拠点をパリへと移し、ヴィクターアンドロルフを設立しました。同年、初めてのコレクション、イェールを発表、新人デザイナーコンテストで最優秀賞、プレス小、新人賞の3冠を手にします。 その後、彼らはオランダの若手デザイナーによる集団、「オランダ人の叫び」に参加、1994年にパリ市現代美術館で開催された愛の冬におけるコレクションの発表でモードへの姿勢がアートである、と認められることとなりました。

コレクションデビュー

オランダ人の叫び解散後も2人は精力的な活動を続け、1998年にはオートクチュールのコレクションに招待され、大きな話題となります。2000~2001の秋冬コレクションには、パリプレタポルテコレクションでのデビューを果たしました。 この際、服だけでなく、顔や手足も真っ黒なモデルを登場させ、またデザイナー自身も黒ずくめで挨拶をし、話題となります。

ブランド初のメンズコレクション

2003年にはヴィクターアンドロルフ初のメンズコレクションとなるムッシュを製作、発表会にはヴィクターとロルフが自らモデルを務め、キャットウォークを闊歩しました。 また、2人が着替えている舞台裏の様子を公開する前代未聞となるプレゼンテーションで注目を集め、メンズコレクションでも有名になったのです。

様々なコラボレーション

2006年にはエイチアンドエム(H&M)とのコラボレートコレクションを発表します。メンズの矢、レディースのハートをモチーフにしたコレクションの数々は、発売初日に長蛇の列を作るほどの人気となりました。彼らはこのコラボレーションで、初のウェディングドレスも発表します。 2006年から2008年の間、ヴィクターアンドロルフはイタリアのブランド、アレグリ(Allegri)とのコラボレーションを展開しました。2008年にはディーゼル(DIESEL)のレンツォ・ロッソ(Renzo Rosso)が率いるファッショングループ、オンリーザブレイブホールディングスの傘下に入ります。 2009年の春夏シーズンでヴィクターアンドロルフは、サムソナイト・ブラックレーベル(Samsonite Black Label)とのコラボレーション、サムソナイト・ブラックレーベル by ヴィクター&ロルフを展開しました。 この際、通常行っているキャットウォークショーでコレクションを発表せず、オンラインで発表します。このWebを用いた新しいスタイルでの発表は、大きな話題となりました。 2010~2011年の秋冬コレクションにおいて、ヴィクターアンドロルフ初のメンズランウェイショーを行うなど、常にその挙動が注目されています。
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