ブランド設立までのキャリア

ボッテガヴェネタ(BOTTEGA VENETA)のクリエイティブディレクター、トーマス・マイヤー(Tomas Maier)は1957年、ドイツのシュヴァルツヴァルトに隣接するプフォルツハイムに生まれました。 建築家の家庭に育ち、幼少期はシュタイナー学校で学びます。その後、フランスのパリへと移りパリクチュール協会付属モード学校に通います。 更に、イタリア、フランス、ドイツ各国にあるハイクラスのファッションブランドや最高級品を取り扱うブランドにてデザイナーとしてのキャリアを積み重ねました。 9年間に渡ってエルメス(Hermès)においてウーメンズプレタポルテやアクセサリー、レザーグッズのデザイナーとして活躍します。 1998年に自身のブランドトーマス・マイヤー(Tomas Maier)を立ち上げ、2001年にはそれと並行してボッテガヴェネタのクリエイティブディレクターに就任しました。

4つの磁石

2001年9月、トーマス・マイヤーはアクセサリー類のコレクションを発表しました。また、彼は、卓越した職人技、現代的な機能性、最高の素材、時代を超えたデザイン、という彼自身が4つの礎石と名付けた基本原則を打ち出します。 この理念を表現したのがトートバッグのカバ(Cabat)で、これは彼のコレクションで初めて発表されてから今日までボッテガヴェネタを代表するアイテムのひとつとなっています。 そして彼は、ブランドの有名なスローガンでもある自分自身のイニシャルを再び前面に掲げることを発表し、ブランドロゴを出さないかつてのブランドの伝統へと立ち返りました。 トーマス・マイヤーはこのような理念をブランドの指針とし、ボッテガヴェネタをラグジュアリーなライフスタイルブランドへと成長させました。

世界的ブランドへ

彼が就任してからわずか2年でボッテガヴェネタはロンドンやミラノ、パリ、ニューヨークという世界各国の主要都市で旗艦店をオープンしたほか、シーズン毎にメンズ、ウィメンズのプレタポルテアイテムをコンスタントに発表するようになります。 また、2005年2月にウィメンズコレクション、2006年6月にメンズコレクションのそれぞれランウェイショーを開催しました。 現在、ボッテガヴェネタはプレタポルテコレクションの他に、1ジュエリーやファニチュアー磁器製品など豊富なアイテム展開をしています。2001年から2011年の間で、彼はボッテガヴェネタの売り上げを実に800%も増大させることに成功したのです。

様々な取り組み

彼は、ブランドの基礎となる伝統が永遠に守られるようにと、2006年ヴィンチェンツァに職人の養成学校を開校したり、ボッテガヴェネタの提案するライフスタイルを味わうことができるエグゼクティブなスイートルームをシカゴのパークハイアットホテル、フィレンツェのセントレジスホテルにプロデュースしたり、これまでのブランドに前例のない斬新な取り組みを行いました。 また、トーマス・マイヤーとボッテガヴェネタは国際的なパートナーシップおよびプロジェクトを通じて伝統の保護を支援する活動を続けています。 彼は日本のモダニズム建築の保存活動にも力を入れており、2016年にはその功績が称えられ、2016年ウオッチアワードを受賞しました。
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