2016年春夏シーズンよりお披露目となった新生ブルックスブラザーズ(Brooks Brothers)。目玉となったのは、ブルックスブラザーズのウィメンズライン、クリエイティブディレクターへと就任したザックポーセン(Zac Posen)です。

ザックポーセンという人物

ザックポーセンは1980年アメリカ、ニューヨークに生まれます。彼のキャリアは幼少時からすでに始まっており、ザックポーゼンは幼い頃から服のスケッチを描くのが好きな少年でした。 若い頃よりデザインの教育を受けてきた彼は16歳にしてニューヨークの名門であるパ-ソンズ・スクール・オブ・デザインで教育を受け、卒業後はロンドンにあるセントラス・セント・マーチンズに入学します。 セント・マーチンズを卒業した2001年、自身の名を冠するブランド、ザックポーゼン(Zac Posen)でデビューします。ファーストコレクションではモダン・アメリカン・グラマーをテーマに、作品を発表しました。 デビューからわずか2年後には、ファッション界における著名なアワードとして広く知られるアメリカファッション協議会(通称CFDA)アワードの「ペリー・エリス賞」受賞という快挙を成し遂げます。 2005年にはLVMHのモエ・エ・シャンドンのボトルのデザインや、自動車ブランド、ジャガーとのコラボレーションとして、グローブのデザインを手掛け、話題となりました。 また、同じ年にストッキングメーカーであるウォルフォードとコラボレートし、インペリアル・グッズを発売しました。発売にあたり、ザックポーゼンはパッケージのデザインも行っています。 2006年にはイギリス王室御用達の文具店であるスマイソン(SMYTHSON)とファッション・ダイアリーを発売し、同時にスマイソンの10周年を記念したコラボレーションを発表しました。

ニューヨークの注目デザイナー

ザックポーセンは今、ニューヨークで注目を集めるデザイナーとして広くその名を知られています。彼の手掛ける作品は身体構造を重視した動きやすいデザイン、テキスタイルを巧みに利用したアイテムで世界中に大勢のファンを持っています。 普段着からワーキングスーツ、レッドカーペットを華麗に彩るイブニングドレスまで、彼のアイテムは独特のセクシーな魅力に溢れており、セレブリティやハリウッド女優など、多くの著名な女性が彼の作品を身にまとってメディアに登場しています。 また、彼は15シーズンを迎えるデザイナー発掘のリアリティショー、プロジェクト・ランナウェイにおいて、ファッション・エディターであるニーナ・ガルシア(Nina García de Castellanos)とともに審査員を務めるという一面も持ち合わせています。 多岐に渡る活躍を見せるザックポーセンが、ブルックスブラザーズで手掛けたカラフルで遊び心に溢れるアイテムは、これからも多くの女性の熱い視線を集めることでしょう。

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