バーバリー(BURBERRY)の製品には、イギリス本国で製造されるインポート製品とは別に、日本で製造されているライセンスラインがいくつかあります。 もともとバーバリーのコートを輸入販売していた三陽商会が1970年にバーバリーのライセンスを受け、以降、日本国内での市場に合わせた商品展開をしていったのが始まりです。 インポート製品とライセンス製品はタグの色で見分けることができ、インポート製品はベージュのタグ、ライセンス製品は紺色のタグが使用されているのが目印です。

「バーバリー・ロンドン(BURBERRY LONDON)」

三陽商会によるアパレルのライセンスラインのなかで最初に作られたのが「バーバリー・ロンドン(BURBERRY LONDON)」でした。

「バーバリー・ブルーレーベル(BURBERRY BLUE LABEL)」

しかしバーバリー・ロンドンはデザインや価格帯が日本の若い世代には馴染まなかったことから、1996年、20歳前後の若い女性をメインターゲットにした「バーバリー・ブルーレーベル(BURBERRY BLUE LABEL)」が新たに展開されます。 バーバリー・ブルーレーベルは、若き日のオードリー・ヘップバーンなどをイメージした上品なモダン・クラシックスタイルが特徴。当時の若者のファッションアイコンであった歌手の安室奈美恵がこれを愛用したことから、一気に人気を博しました。

「バーバリー・ブラックレーベル(BURBERRY BLACK LABEL)」

次いで1998年には、30歳前後の男性をターゲットにした「バーバリー・ブラックレーベル(BURBERRY BLACK LABEL)」が登場。 黒いタグが目印のブラックレーベルは、日本のみならず、アジア各国でも人気が高まっているラインです。

様々なライセンスライン

ほかにも、子ども服を扱う「バーバリーチルドレン(BURBERRY CHILDREN)」や、ゴルフウエア専門の「バーバリーゴルフ(BERBERRY GOLF)」などが展開されています。 アパレル以外でも、靴、ベルト、ハンカチ、タオル、時計、めがねなど、多数商品をさまざまな企業がライセンスラインとして展開。 しかし、インポート商品の輸入総代理店「バーバリー・インターナショナル」が設立されたのを機に、2010年以降、インポート製品との一本化が進められ、ライセンスラインは次々と製造中止となりました。

現在のライセンスライン

最終的に残されたライセンスラインは「バーバリー・ブルーレーベル」と「バーバリー・ブラックレーベル」のふたつのみです。 このふたつのラインは2015年に新たにライセンス契約が結ばれ、後継ブランドの「ブルーレーベル・クレストブリッジ(BLUE LABEL CRESTBRIDGE)」「ブラックレーベル・クレストブリッジ(BLACK LABEL CRESTBRIDGE)」として再出発しています。 ブルーレーベル・クレストブリッジとブラックレーベル・クレストブリッジは、イギリスらしさと上質さを兼ね備えたデザインが特徴。世界的に活躍するデザイナーの三原泰裕氏をクリエイティブ・ディレクターに迎えており、その展開が期待されるところです。
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