ブルガリの始まり

ブルガリ(BVLGARI)の創設者であるソリティオ・ブルガリ(Sotirio Bulgari)は、ギリシャのエルピスで生まれました。 ブルガリ家は代々ギリシャの銀細工師の家系で、ソリティオは幼いころから才能を発揮し、非常に腕の良い銀細工職人へと成長します。 1881年、イタリアのローマに移住したソリティオは、自身が作ったシルバー製のオーナメントが話題を呼び、1884年システィーナ通りに最初のお店をオープンしました。 そして古代ローマとギリシャの文化を併せ持ったブルガリジュエリーを誕生させたのです。これがブルガリの創業地となります。

二人の息子

1905年には、二人の息子の協力で、コンドッティ通りにお店を移転。現在の本店となる場所です。ソリティオは、アメリカやイギリスからやって来る旅行者を意識し、店名を「Old Curiosity Shop(骨董屋)」と命名しました。 また、富裕層が避暑地として訪れるスイスのサンモリッツにもお店を開くなど、柔軟かつ野心的にいくつも試みを実践することで経営の基盤を固めてきたのです。 息子二人は、ソルティオから宝石やジュエリーの制作に関するノウハウを学ぶ一方、ビジネスセンスにも磨きをかけていきました。 1932年には、創設者であるブルガリ・ソリティオが死去。その後は、兄弟が経営することになります。20世紀初頭、宝飾品に魅力を感じた兄弟は、当時の宝飾界を支配していたアールデコ(Art Déco)などのフランスの宝飾様式を離れています。 そして、ギリシャ建築のやり方にヒントをもらうことで、ギリシャやローマの古典主義や、イタリアン・ルネッサンスなどを取り入れ、コレクションを発表しました。 1970年代にニューヨークに海外第1号店を出店しています。続いてパリやジュネーブ、モンテカルロにも出店し、国際的に発展を遂げ、名門ブランドとして上り詰めていきます。 元は高級宝飾店としてお店を開いたブルガリですが、「ブルガリ・ブルガリシリーズ」の腕時計を1977年に新たに発表。洗練されたデザインが高く評価されました。20年余りの間に、時計のブランドとしても有名になっていきました。
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