ジョンロブのレディメイド(既製)の靴に使われる木型はプラスティック製を採用しています。 それには理由があって、温度や湿度などの環境に左右されないこと、機械を通すものなので丈夫であること、などが挙げられています。 また、ジョンロブのラスト番号の下2桁は作成された年を表しており、#8896なら1996年製、#2511なら2011年に作られたモデルとなります。

#7000

ジョンロブ・パリにおける代表的ラストにして主力のひとつと言われているるのがこちらの7000モデル。トレンドに左右されることのない洗練されたフォルムが特徴です。 しかも足になじみやすい形状で、吸いつくような履き心地を実現してくれます。「シティ」や「フィリップ」などによく使われます。

#8000

ややロングノーズでシャープなシルエットに加え、セミスクウェアのノーズが特徴のラスト。#7000と比べても甲の部分が楽で履き心地に余裕が生まれます。「チャペル」などによく使われます。

#8695

現代のジョンロブ・パリが提唱する全ての木型のベースになっているのが、この8695です。ジョンロブの名作ラストと言っても差し支えないでしょう。 純正のシューツリーもこの8695を原型として作られていましたが、最近のシューツリーは7000ベースになっている、という説もあります。

#9765

ジョンロブのクラシックスタイルを楽しむなら、「ウィリアム」などによく使われている、この9795です。 足を入れる時のゆったりとした感じ、程よくボリュームがあって落ち着きのあるスタイルは、時代を超えて愛される調和のとれたクラシックです。隠れた傑作と言ってもよいでしょう。

#0015

2015年より新たに就任したアーティスティックディレクター、パウラ・ジェルパーゼによる初のラスト。バランスの良いラウンドトゥで、カジュアルな雰囲気も持ちつつモダンなシルエットが魅力で、フォーマルシーンにも対応できる木型です。

#4596

「アシュレー」「フォクストン」「キプリング」など、ジョンロブの中でもローファーの純正となる木型がこちらの4596です。 ややスクウェアなトゥとシャープなシルエットが特徴的ですが、極端にアヴァンギャルドな雰囲気はなく、落ち着いた大人の佇まいが同居しており、絶妙な味付けとなっています。

#7810

「リビエラ」などのスリッポンに使われるラストが、この7810です。とにかく余裕を持たせたシェイプで優しく包み込むような履き心地が魅力です。 タイトフィットが好みの場合は、ハーフサイズ程度小さめにしても大丈夫な可能性があるくらいです。エルメスのデザイナー、フィリップ・ムケがデザインした2011年の新作「シグネチャー」(Signature)の木型にも採用されています。

#2511

2511は、ラスト#7000を原型としてブラッシュアップして作られました。従来に比べほんの少しトゥを鋭くするなどで、シューズ全体がスマートに見えるようになっています。 もちろん履き心地も損なわれていませんが、7000ベースのモデルでジャストフィットの人なら、2511のモデルではハーフサイズアップがいいかもしれません。   その他、古き良き時代のジョンロブを受け継ぐラスト、#2998や、タイトでエレガント、スタイリッシュな足元を演出するドレスシューズ系に多く使われる#1105など、様々なラスト(木型)が存在します。名門ジョンロブのシューズを楽しむ際には、その木型もチェックすることで、より深い靴の世界が開けてくることでしょう。
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