契約選手の活躍

スポーツブランド界の中でも歴史は浅く、急成長を遂げてきたナイキ(NIKE)。その成長を支えてきたのは、契約選手の飛躍的な活躍です。 テニス界では1970年代後半にジョン・マッケンロー(John McEnroe)と、バスケットボール界では1980年代後半にマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)と、ゴルフ界では2000年代からタイガー・ウッズ(Tiger Woods)との契約を行っています。 その他にも数多くの選手がナイキと契約し、ナイキのスポーツブランドとしての名を拡充していきました。

「エア」の存在

そしてナイキの成長を支えた“エア”の存在が、1980年代から1990年代にナイキを大きく成長させた要因です。 1980年代にバスケットボール専用シューズに搭載されスタートしたナイキ独自の技術である“エア”は、エア・フォースワン、エア・ジョーダンシリーズ、エア・マックスシリーズと現在にもつながる名作を完成させています。 1984年に発売を開始し、1990年代には「エア・ジョーダン5」から「エア・ジョーダン14」までを14年間にわたり発売しました。このエア・ジョーダンの存在は「シグネチャーシューズ」を生み出すきっかけとなります。 シグネチャーシューズとは、ナイキと契約した選手の中から選ばれた20名の選手のみが権利を手にしたプレミアシューズです。 名前やニックネームをシューズの名前にして発売されるモデルで、バスケットボールファンや、スニーカーファンに人気の高いモデルになっています。

社会現象を起こしたエア・マックス

エアを搭載したモデルでハイテクスニーカーの走りとして、1990年代以降人気を集めたランニングシューズ「エア・マックス」は1987年に発売し、1995年に発売した「エア・マックス95」で爆発的な人気を獲得します。 日本でもこのエア・マックス95は偽物の流通や、高額で取り引きを行う対象となり「エア・マックス狩り」と呼ばれるほど社会現象となりました。 1990年代には軽量でソール部分の衝撃吸収を飛躍的に進化させ、さらに履き心地の良さを併せ持ったハイテクスニーカー分野が躍進します。 2000年、ナイキが15年の年月をかけて生み出したクッションシステム「ショックス」を発売し、“エア”と並ぶナイキの新技術として話題となりました。 2000年代以降は、スポーツ要素に並ぶ分野としてタウンカジュアル要素にも力を入れた展開を見せています。2016年、ナイキの創業者であるフィル・ナイト(Phil Knight)の会長職退任を発表し、これまでの功績を称えています。
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