重要なラスト(木型)

オールデンは、希少価値の高い馬のお尻の皮を使用しているだけがこだわりではありません。革靴を作るうえで「ラスト(木型)」は、命といってもいいほど重要なものです。 ラストとは靴を作る際に必要な、基本の形を決める道具のことです。その種類も様々で、履き心地や形も変わってきます。その中でもオールデンのラストは履き心地が良いと評判です。種類も多いので、自分の足にぴったりな一足が見つかります。

「バリーラスト(Barrie last)」

「バリーラスト(Barrie last)」は、オールデンの代表作といっていいほどです。標準サイズより半サイズほど大きく作られているのが特徴です。 1950年代初期に、ビジネスマンに開発されたため、やや長めに作ってあるデザインと、履き口が狭く足の甲を包み込むようにできています。

「アバティーンラスト(Aberdeen last)」

「アバティーンラスト(Aberdeen last)」は、ドレスアップシューズの中では一番長い歴史を持つラストと言われています。ベーシックなデザインで合わせやすいため、年代問わず人気のモデルで、つま先が長めのスマートさと全体的に細見なデザインが魅力です。

「プラザラスト(Plaza last)」

「プラザラスト(Plaza last)」は、シャープなデザインが魅力的で、他のものに比べて先が少し角ばって、全体的に長めに作られている珍しいタイプです。 プラザストは、ニューヨークにある高級ホテル「プラザホテル」が、名前の由来となっています。すっきりとした細見のフォルムが、スタイリッシュに履ける一足です。

「バンラスト(Van last)」

「バンラスト(Van last)」は、主にローファーで使われています。足底の部分がソールに対してほぼ垂直なのが特徴です。 日本国内に入ってくるバンラストシューズは、より日本人の足にピッタリ合うようにデザインされているので、甲を高くして足の幅も広めに作ってあります。ゆったり履きたい人や、足の幅が広い人におすすめです。

「トゥルーバランスラスト(Trubalance last)」

「トゥルーバランスラスト(Trubalance last)」は、最近作られるようになった木型で、主にブーツに使用されます。今までのスタイリッシュなデザインのラストと違い、大きめで余裕を持たせたデザインなので、カジュアルなシーンにもピッタリです。

「モディファイドラスト(Modified last)」

「モディファイドラスト(Modified last)」は、オールデンラストの中でも有名です。1952年に、ハンディキャップを持った人向けに開発されたラストを元に、どのシーンでも使えるようにと改良に力を注ぎ込みました。他の革ブランドでも使用されるほど有名なラストとなっています。

「ミリタリーラスト379X(Military last)」

「ミリタリーラスト379X(Military last)」は、1912年に軍用で開発したマンソン・アーミー・ラストという木型を元に開発した、少しマイナーなラストです。 足先のボリュームと、全体的にバランスの取れたフォルムが魅力的で、安定感のあるフィットさが最高なラストとなっています。主にタンカーブーツに用いられています。 一言にオールデンといっても、ラスト次第で印象も変わってきます。職人の技が履き心地の良さとデザインを、素晴らしいものにしています。約130年続いている歴史あるオールデンのラストで、これからも人々を虜にし続けます。
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