アンリアレイジとは

「アンリアレイジ(ANREALAGE)」は、デザイナー「森永邦彦」によって、2003年に誕生したファッションブランドです。 ブランド名のアンリアレイジは、日常を意味する「REAL」と非日常を意味する「UNREAL」、さらに時代を意味する「AGE」の三つが組み合わさってつくられた造語です。 「日常」の中で見過ごされている「非日常」にフォーカスして生み出されるアンリアレイジのコレクションはアート性が高く、またコンセプチュアルなショーも特徴です。 「神は細部に宿る」というコンセプトどおり、数千ピースのパッチワークのついた服や、着る人に合わせてサイズが変わる服など、細部にこだわりこれまでにはなかった角度から服の価値を生み出しています。 森永氏は、2005年にニューヨークで行われた新人デザイナーコンテストにてアバンギャルド部門の大賞を受賞しました。 2006年、東京タワー大展望台を会場に開かれた東京コレクションにてランウェイデビューを果たしました。 パリコレクション発表を大きな目標に、ブランド誕生から10年間は東京でのショーを中心に活動しました。「服やショーを4次元的にとらえ、その4次元的な空間が作りたくてショーをやっている」と語り、2003年から毎シーズン欠かさずコレクション発表しています。 そして、2014年9月にはそれまでの活動が評価され、大きな目標であったパリコレクションに公式スケジュールで参加しました。

数々のコラボレーション

自身のブランドコレクションにとどまらず、他企業とのコラボレーションも話題です。歌手の衣装を手がけ、写真家の「蜷川実花」や「ほぼ日刊トイ新聞」から発売されている「ほぼ日手帳」ともコラボしています。 2007年には、ニューヨークで開催されたNTTドコモの「ドコモダケ」がモチーフとなったアート展に参加をしました。 2011年には、オランダのユトレヒトで開催された「miffy in fashion」展で、ミッフィーが着るドレスをデザインしました。 また、同年に開催された「東京ファッションの現在形」展や2012年に東京都現代美術館にて開催の「Future Beauty 日本のファッションの未来性」展にも参加しています。

店舗展開

アンリアレイジの店舗展開は、2011年に東京・原宿に直営店をオープンさせて以降、2012年に宮城県の仙台市と大阪府の梅田に2号店と3号店をオープンしました。 2016年8月には、コレクションラインとは別の限定アイテムを展開する新店舗「青山店」を、南青山に出店しています。海外ではパリやニューヨーク、北京や香港にも店舗を展開しています。 日常の中の非日常を取り入れ、新しい価値を生み出した服に加え、コンセプチュアルなショーでも人々を魅了し、日本から世界にかけて愛されるファッションブランドへと日々進化し続けています。
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