バルマン(Balmain)は、フランスの人気高級ブランドです。1945年にピエール・バルマン(Pierre Balmain)が自身の名前をつけて設立したブランドです。

バルマン復活の立役者

世界的にも有名ブランドであるバルマンの現在のクリエイティブディレクターであるオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)は、若干25歳という若さで老舗メゾンであるバルマンを率いることになりました。 創設者であるピエール・バルマンが死去してから一時は破産したときもあったバルマンでしたが、2006年ころから徐々に復活を遂げ、ルスタンによって完全復活したと言っては過言ではありません。

幼少期からの情熱

1986年4月3日フランスで生まれた彼は、両親はおらず幼少期は孤児院で育ちます。その後フランスの南ボルドーに住む裕福な夫婦の養子となり、幼いころからファッションに強い情熱を持っていたルスタンはそのままファッションの道へ進みました。 18歳でパリの服飾学校ESMODに入学、卒業後はイタリアのブランド「ロベルト・カヴァリ(Roberto Cavalli)」のレディス&メンズデザインチームで5年の経験を積み、才能を大きく開花させます。 2009年にバルマンに入社し、当時のクリエイティブディレクターであったクリストフ・ドゥカルナン(Christophe Decarnin)のアシスタントとなりレディスのデザインチームでキャリアを築いていきます。

オリヴィエ・ルスタンの人物像

彼に転機が訪れたのは、2011年ドゥカルナンが退任するときでした。後任として、若干25歳というルスタンが異例の大抜擢されます。 ルスタンは、フランス出身ですがいろいろな人種が混じった混血です。 また、語学も堪能で英語、ドイツ語、イタリア語、フランス語、ギリシャ語などを操るマルチリンガルでもあります。 さらに孤児院で育ち、養子に引き取られたというバッググラウンドも多様性を好む彼のスタイルに大きな影響を与えています。 彼を語る上で避けて通れないのが、ゲイでありそれをオープンにしていることです。 ファッション界にはゲイが多くオープンにしている人も少なくはありませんが、ルスタンは、自身のヌードでゲイの雑誌を飾ったこともあります。 こうしたオープンなスタンスが、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)やビヨンセ(Beyonce)などビッグネームとの広い交友関係を生み出し、SNSでも多くのフォロワーを獲得しています。 彼はファッションを発信していく上でSNSはとても重要だと考えており、様々な情報をインスタグラムやツイッターで発信しています。 さらに、H&Mやナイキなどとのコラボを実現し、ラグジュアリーブランドとは縁がなかったような層にまでバルマンの名を広めていきます。 ルスタンはデザイナーの個性をいかんなく発揮して、バルマンというブランドに新しい風を吹かしていきました。 彼が就任してからオートクチュールのカラーは完全に変わりブランド売上は右肩上がりだと言われています。ファッション界に革命をもたらし、バルマンを一躍ファッション界のトップへ返り咲かせたオリヴィエ・ルスタンの活躍にはこれからも目が離せません。
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