こんにちは。
買取センターの小島です。
今回は前回ご紹介しきれなかったインバーアランのニットについて少しご紹介いたします。
その中でも一番一般的な〈レギュラー〉をご紹介いたします。
レギュラーのハンドニットは基本的に1種類の糸で編まれており、3タイプの糸で縫われています。
その1つがトラディショナル アランハンドニットです。
これは独自の伝統的なアラン糸とニッティングパターンによるハンドニットです。
アラン糸は100年以上も英国国内で紡績されている最も伝統的なニッティング糸とされており、そのアラン糸の最高級グレードのみを選抜し、さらに特別に太く撚り、品質の安定のために毎年トン単位で備蓄しています。
この糸は全て生成のために、カラー色は全てインバーアランが別注する程のこだわりぶり。
手作業の質感、仕上げをそのまま大切に伝えたいために、強いスチームプレス仕上げなどはしていません。そのために、その年の糸の質感やニッターの個性などで製品の個体差があり、着心地を楽しめます。
またこのタイプには100%エコロジーウールで作られているのもあり、英国の羊毛の特徴をそのまま生かすために染色や漂白など一切行わない天然の色そのものを生かしたウールです。
エコロジーウールはスコットランドで紡績されており、そのナチュラルさを生かした糸のみを100%使用し特別に最適な目付けに撚っています。それ以外のこだわりは一緒だが、自然な色感も楽しめるアイテムである。
次にオーセンチック シェットランド ハンドニットです。
シェットランド糸の伝統的な英国羊毛をベースに英国国内で紡績されている最も伝統的なニッティング糸です。
英国羊毛の持つオリジナル色調を最大限に生かし、最新の色合いもブレンドした絶妙なミックスの色が特徴です。
その作業には長い時間と大変複雑な色合わせブレンディングの経験が必要なため、英国国内での生産量は年々減少しており貴重な糸にもなるつつある。通常このシェットランド糸は機械編みによって軽い製品に使用されますが、インバーアランの伝統的なステッチ数の多いハンドニットパターンを生かすために、また長年の使用にも耐えうるためシェットランド糸に十分な撚りと目付をして使用しています。
この完全な棒針による手作業の編みたてと丁寧な仕事の製品を生涯楽しめるニットです。
このようにレギュラータイプのハンドニットは1つの素材を贅沢に使ったアイテムになります。触ったり着たりすればわかるのですがその着心地は他にはないやさしい感覚です。
後二つユニーク・エクスクルーシブがありますが、こちらは是非調べていただきたい。また実際に探して見て触って楽しんでいただければと思います。
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