150年以上の歴史を誇り、世界最高峰の靴と名高いジョン・ロブには、長年に渡って愛されてきた定番、名作から、最近のトレンドを取り入れた新作まで、数多くのモデルが存在しています。

ウィリアム/ウィリアム2(WILLIAM/WILLIAMⅡ)

ジョンロブのアイコンとも言える代表モデル。ダブルステッチのトゥキャップとダブルモンクストラップが特徴的です。 1945年、ウィンザー公爵(エドワード8世)がジョンロブの2代目であるウィリアム・ロブにオーダーしたのがこのダブルモンクストラップのシューズでした。 「飛行士の靴」をヒントにして作られたウィリアム。2007年からはウィリアム2として販売されていますが、初代との違いはほとんどなく、トゥキャップの縫製がミシン縫いか手縫いかの違いくらいのようです。

フィリップ2(PHILIPⅡ)

ジョンロブでも人気の高い木型、7000番を使った内羽根式のパンチドキャップトゥが、このフィリップ2です。ジョンロブのハイクラスモデル、プレステージラインにあたり、同ブランドの中でも常に売上トップを誇るベストセラーモデルです。 フィリップ2の特徴は、まずバックシームがないこと。ヒール部分を包み込むレザーを、通常は2枚のパーツをの縫い合わせて作りますが、こちらは大きな一枚革で作られているため、すっきりと見えます。 もちろん高い技術力が必要とされるのは言うまでもありません。外羽根式のDERBY(ダービー)もあります。

シティ2(CITYⅡ)

メンズドレスシューズの代表的なもののひとつ、キャップトゥオックスフォード。いわゆるストレートチップでメダリオン(パンチングによる飾り模様)やピンギング(裁断面のギザギザ飾り)などのないシンプルなものだけがそう呼ばれています。 キャップトゥオックスフォードの黒は、イギリス製の靴を象徴するデザインだと言われています。20世紀初頭にはすでに礼装用の靴として認知されていましたし、もちろんビジネスシーンでも使えることは間違いありません。 こちらのシティ2はそんなキャップトゥオックスフォードの代表格。1990年代にリリースされた初代シティと入れ替わりで、2007年に登場しました。 初代はややボリュームのある木型「8695」が使われていましたが、2ではよりエレガントでスマートなシルエットの「7000」番に変更されています。

ロペス(LOPEZ)

1950年に登場した、ジョンロブを代表するローファーモデルの定番です。アッパー、ライニング共に1枚で切り出されたレザーを縫い合わせて作られています。 また、ローファーの特徴であるU字型のアッパー部分を縫うモカ縫いの丁寧な仕事ぶりが、極上のディテールを見せてくれます。適度に丸みを帯びた木型「4395」は、エレガントに走りすぎず、大人のカジュアル感を演出するにはちょうどいい一足でしょう。

チャペル(CHAPEL)

チャペルは、プレステージラインに当たるモデルです。セミスクウェアトゥややや長めのロングノーズが特徴的な木型8000番が使われており、斜めにセットされたダブルストラップが特徴的です。

ベケッツ(BECKETTS)

一枚革から2つのパーツを切り出して作られている内羽根式のプレーントゥです。8000番の木型が使われており、トゥはややスクウェア。後ろに向かってスッと伸びるラインがスマートな印象です。

アシュトン(ASHTON)

シンプルなプレーントゥスタイルのアシュトン。特筆すべき点は、この靴がドレッシーな内羽根式に見えるビジュアルを持ちながら、実際の構造は外羽根式で使いやすいという点です。 それを実現するには卓越した技術力とデザイン力、そして一見無意味と思えることにこだわる美学が必要です。ジョンロブがまさに、男のこだわりをくすぐる美学をもったブランドであることを裏付けるモデルではないでしょうか。

フォーウェイ(FOWEY)

2015のイヤー冬モデルとして、世界1000足限定で発売されたのが、こちらのフォーウェイです。8695番の木型をベースとして、二枚の大きなミュージアムカーフから作られた、シングルアイレットのアンクルブーツです。プレステージラインらしい手作業による高度な技術が必要で、一足作るのに熟練の職人でも6週間はかかるモデルです。   この他、7000番の木型を使ったダブルバックルブーツでスエードとカーフのコントラストが印象的な「オーク」(OAKE)、2アイレットのスエードチャッカブーツ「グローブ」(GROVE)、ジョンロブらしいダブルバックルにコシがあって柔らかいバッファローレザーを使用した「モーヴァル(MORVAL)、新しい木型2015番を使ったローファーで、切替えのないスマートなアーモンド型のトゥがエレガントな「ウェルズ」(WELLS)など、精力的に新モデルも展開しています。
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