ジョンスメドレー(John Smedley)のファインニットは、良質の素材から作りだされています。そのひとつは厳選されたメリノ羊から作られるニュージーランドメリノウールですが、コットンも同様に高品質のものです。 ジョンスメドレーのニットウェアのコットンは、コットンの最高級品としても世界的に評価が高い、シーアイランドコットンが原料となっています。16世紀後半、西インド諸島を領有していた時代に、その優れた品質に魅了されたイギリスのエリザベス1世が、長年に亘り門外不出とした歴史があるくらい珍重されてきました。 シーアイランドコットンは、まずその栽培自体が難しく、限られた地域でのみ栽培されています。シーアイランドコットンの栽培には、適した土壌の質、気候、正しい栽培技術が必要となります。大変デリケートで、虫害にも弱く、通常の綿と比べると、一定面積辺りの収穫量はおよそ50%です。 また、綿花が熟してから摘み取るため、綿花ひとつひとつの成熟具合に応じて手摘みをするという、手間をかけています。極力機械化をせず、手作業により行うことで、大切に丁寧に栽培されています。 シーアイランドコットンの綿花から取り出される繊維1本の長さは、3.5cm以上もありますが、通常は2~3cmといわれている繊維が、シーアイランドコットンでは極めて長いことから、超長繊維綿と呼ばれています。 繊維の細さは1/100mm程で、シルクに次ぐ細さといわれており、そのためコットンの中では最高級品であるとされており、繊維が長いことで糸に撚った時の強度が増し、糸が細いことで、吸湿性や温度の遮断性を生み出しています。 ジョンスメドレーでは、この貴重なシーアイランドコットンをスイスから取り寄せニットにしています。手間を惜しまず、絹のように細くとても長い繊維を、通常のニットよりもさらにきめ細かく編んでいます。 30ゲージという、編み目の細かいニットになると、コットンではありますが、艶やかな光沢となめらかな肌触りがまるで絹のような質感になります。特有の質感が、ニットウェアに袖を通した時に肌なじみの良さを生み、着心地の良さに繋がっています。 着心地の良さに加え、通常のコットンに比べ撚りが多く空洞が多いので、汗などの湿気をたくさん吸い取り、繊維が密に絡み合っているので、丈夫で遮断性もあるという機能性も評価されています。 長年に亘り、愛用することができる絹のような光沢と、カシミアを思わせる肌触りのジョンスメドレーのニットウェアは、厳選された素材と、職人の熟練の手作業によって生み出されます。
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