メゾンマルジェラ(Maison Margiela)は、1988年にパリに設立したファッションブランドです。設立当時はメゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)という名前でした。

カレンダータグ

メゾンマルジェラの特徴と言えば、ブランドタグにあります。 メゾンマルジェラのタグは、数字だけ書いてある事務的な物です。数字には意味があり、丸で囲まれた数字が、その服のラインということになります。 例えば「0」には「手仕事により、フォルムを作り直した女性のための服」という意味があります。

服の価値への思い

また、このタグは四つ角を糸で簡易的に縫い付けてあるだけで、あえて外しやすくしてあるのです。これには、マルジェラの思いが込められています。 人々は服を選ぶ際、初めに服そのものの魅力より、ブランドの価値を意識してしまうことがあります。たくさんのブランドが一緒くたになっている古着屋だと顕著にその傾向が見られます。それをマンジェラは嫌いました。 ブランドではなく、服そのもののデザインや本質的な魅力を感じてほしい、タグは取り外して服そのものの価値を大切にしてもらいたい、という願いが、マンジェラのタグには込められています。 象徴的なアイテムとしては、「足袋シューズ」や「エイズTシャツ」、「八の字ライダース」などが挙げられます。

「足袋シューズ」

足袋シューズとは、足袋のように爪先が二つに分かれていて、軽くて履きやすいブーツやバレエシューズなどの靴です。 デザインは元より歩きやすさも抜群で、日本でもトレンドになりました。

「エイズTシャツ」

エイズTシャツは、エイズの撲滅や、エイズ患者へのサポートを目的に販売されているチャリティーTシャツです。 英文がプリントされたTシャツは、デザイン性が高い上、着心地が良いと、毎シーズン大人気の定番アイテムとなっています。シーズン毎に、カラーや字体が変わるので、コレクションする人もいるようです。

「八の字ライダース」

「八の字ライダース」は、二本のジッパーが、漢字の八の字のように降りているデザインのライダースジャケットです。5ZIPライダースと呼ばれることもあります。 スタンダードなライダースジャケットに、たった二本のジッパーが加えられただけというデザインですが、1999年の秋冬から欠かすことなく毎年リリースされており、芸能人にも愛用者の多い、男性にとっては憧れのアイテムとなっています。

普遍的なかっこよさ

マルジェラの特徴は、十年以上に渡って、流行に左右されず普遍的に愛され続けるアイテムが多いことです。 その理由は、ファッションに対して真摯に向き合うマルジェラの姿勢と、それによって生まれる洗礼されたデザインと素材使いだと言えます。