メゾンマルジェラ(Maison Margiela)は、これまでファッション界に多大な影響を与えてきました。 このブランドの創立者でデザイナーでもあったマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)は、徐々に表舞台から姿を消し、ブランド創立20周年である2008年に引退しています。

ジョン・ガリアーノという人物

その後任に抜擢されたのが、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)です。ロンドンを拠点に活動をしていたジョン・ガリアーノは、1985年に自身の名前を付けたブランドを立ち上げています。 その後、あまりにも斬新すぎるデザインが世の中に定着せず、資金難などに苦しんだ経験を持っています。 多くの苦難を乗り越え、ジバンシィ(GIVENCHY)やクリスチャン ディオール(Christian Dior)のデザイナーを務めることになりました。 酒に酔って事件を起こし、クリスチャンディオールのデザイナーを解雇されますが、過去の功績がたたえられ、2014年にメゾンマルジェラの、クリエイティブ・ディレクター抜擢で、世間から注目を集めます。 元々、メゾン マルタン マルジェラ(Maison Martin Margiela)というブランド名でしたが、ジョン・ガリアーノ就任後の2015年1月に、メゾンマルジェラというブラン名に変更しました。

新生マルジェラ

2015年の秋冬コレクションで、ジョン・ガリアーノが手掛けたものが、パリで初めて発表されました。これまでとは変わって、大胆でテクニカルな新たな女性像を発信したコレクションとされています。 素材にこだわり、タイプの違う素材を組み合わせることで、シルエット全体に深みを出したデザインが特徴的です。 中国のシルクやアンデスのアルパカなど、世界各国から集めた良質な素材を用いています。そんなコレクションの中には、日本の着物を思わせるデザインもあります。やわらかく動きのある質感が女性の色っぽさを引き出すデザインになっています。 メゾンマルジェラの2016年の秋冬コレクションでは、ジョン・ガリアーノが初めて手掛けたバックのコレクションが発表されました。 「5AC」と名付けられたこのコレクションは、形が変化するバックで、カラー展開、サイズ展開共にバリエーション豊富に用意されています。ジョン・ガリアーノらしい斬新なデザインが、ファッション業界に新たな旋風を巻き起こすことでしょう。