日本での初海外事業

ブルックスブラザーズ(Brooks Brothers )の初の海外への事業展開は日本でした。クラシックなアメリカンスタイルは日本でも受け入れられ、東京、青山の日本店第1号以来、2008年までには実に75拠点、83店舗にまで拡大されました。

プレッピースタイルの復活

1980年代初頭には、ファッション業界において、プレッピー・スタイルが復活の兆しを見せます。 アイビールックに若者のテイストを織り交ぜ、上質でトラッドな服をあえて着崩すコーディネートとして知られるプレッピースタイルが、再びシーンの中央へと躍り出たことにより、ブルックスブラザーズのボタンダウンのポロカラーシャツやシェトランドセーターなど、かつて一世を風靡したアイテムが再び脚光を浴び、多く販売されるようになりました。

長い歴史と伝統

2001年にはリテール・ブランド・アライアンス(Retail Brand Alliance)がブルックスブラザーズを買い取ります。同社に買い取られるまでのブルックスブラザーズの親会社はマークス&スペンサー社(Marks & Spencer)でした。 CEOのクラウディオ・デル・ベッチオ(Claudio Del Vecchio)はブルックスブラザーズのアイテムに伝統と価値、そして品質を取り戻すというビジョンを共有できるチームを編成し、ブルックスブラザーズの本来あるべき姿を大切に守っていく考えを表明したのです。 2002年にはブルックスブラザーズの持つ長い歴史と伝統のアーカイブを、新たな色彩の組み合わせ及び素材や生地を、より高い基準で選び抜くためのヒントとして活用し始めました。 このことにより、ブルックスブラザーズのネクタイやジャケット、スーツが再びファッション界の中心に君臨するとともに、品ぞろえが豊富になり、品質もより高いものへと回復することに成功しました。

カントリー・コレクション

2003年4月に導入されたカントリー・コレクションは着心地と品質、そして気品という3つの基準を満たした、新しいライフスタイルアイテムのラインです。 この3つの軸にしっかりと焦点を合わせたスポーツラインは、テニスやゴルフなどのスポーツ用として限定されることはなく、コースからクラブハウスへ、そして最終的にはダイニングルームまで移動しても違和感が全くないデザインとして注目を集めています。 同年秋にはブルックスブラザーズは、クラッシックアメリカンスタイルの誕生185周年を祝うとともに、広告キャンペーンを大々的に展開しました。 ブルックスブラザーズは2度に亘る世界大戦や内戦を乗り越え、アメリカ政府、アメリカ経済の変化を見つめ続けてきました。それらの積み重ねが伝統となり、価値に基づいた老舗としてのこだわりと評判を大切に商品を生み出し続けています。

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