ラウンドケースの腕時計

カルティエ(Cartier)の腕時計というと、スクエアケースのデザインをイメージする人が多いと思いますが、ラウンドケースも存在します。そのラウンドケースを採用した代表的なモデルがカルティエパシャ(Cartier Pasha)です。

きっかけは「防水」

1930年代、マラケシュ(モロッコ)のパシャ・エル・ジャヴィ公(El Haj T’hamiel Mezouari el Glaoui,Marrakesh)が、カルティエに「屋敷のプールで泳いでいるときも使える腕時計がほしい」と話したことがきっかけとなり、カルティエタンク(Cartier Tank)をベースにリューズから水が入らない防水の腕時計の開発が進みました。 開発当初のパシャは、スクエアケースの腕時計でしたが1943年に、パシャシリーズの原型となるランドケースの防水時計が誕生します。 名前の由来は、パシャのエル・ジャヴィ公の「パシャ(太守)」からつけられました。モロッコ、エジプト、トルコなどで高官を意味する言葉としてつかわれている尊称です。

特徴的な文字盤

この時計の大きな特徴は、全体のフォルムであるラウンドケースですが、それ以外にも見た目でわかる特徴があります。それは文字盤です。 カルティエの腕時計の多くのデザインは文字盤にローマ数字が用いられているのですが、パシャはアラビア数字の4つの数字(12.3.6.9)が使われています。他にも、ねじ込み式のリューズプロテクターがチェーンケースとつながれているのも特徴です。

幅広い支持

水泳中に着用できる腕時計として開発されたパシャ。100m防水仕様の時計が多くそろっているのもこのパシャシリーズです。スポーツウォッチとしての機能を持ちながらエレガントなデザインは、男性にも女性にも幅広く支持を得ています。 パシャの中で1番ケースが大きいのが42mmのタイプで、大きなサイズは男性に人気があります。裏側はスケルトンになっているため精工なつくりが一目でわかるのも特徴です。 ベルトもステンレスや革などバリエーションが豊富なので自分にあった時計を選ぶことができます。女性向けの35mmタイプのデザインは、華美すぎず年齢層を問わず身に付けることができます。 文字盤の色も、白・黒・ピンクなどあり女性にはうれしいバリエーションです。美しい曲線のラウンドケースと、拘りぬかれた文字盤、徹底的につくりこまれたパシャはどのようなシーンでも邪魔をしないデザインとなっています。
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