カルヴェン(CARVEN)は、1945年にパリのシャンゼリゼ通りにオートクチュールメゾンを創立します。その後1960年にはレジオール勲章を受勲し、1970年代にはエールフランス校訓のスチュワーの制服、オリンピックのユニフォームを担当しました。そんなカルヴェンは歴史のあるブランドの一つとされています。 2010年には、ギョーム・アンリ(Guillaume Henry )が、アーティスティック・ディレクターに就任しました。2010S/Sからは既製品(プレタポルタ)のみのラインにシフトチェンジします。低迷していた老舗のブランドは、彼が指揮を執ることで再注目されるブランドとなりました。 2013年春夏コレクションでは、アールヌーヴォーとサファリをイメージしたコレクションを展開しました。19世紀から20世紀はじめに一世風靡したアールヌーヴォーとは、花や植物などの形のあるモチーフや独自の曲線や図を組み合わせ、ガラスなどその当時に新しい素材だったもので製作しているのが特徴です。そんなギョーム・アンリが作り出す、アールヌーヴォーの世界観は、建築家エクトール・ギマール(Hector Guimard)の影響を受けています。波打ったようなスカートの裾やTシャツの胸元のデザインは、アールヌーヴォーに見られる芸術的なデザインです。またワンピースやアウターに施されているカッティング技術もレトロな雰囲気を醸し出しながら、斬新で現代風のデザインに再構築しています。プラスチック素材のベークライトで作られた大胆なプレートアクセサリーは、曲線的デザインが特長で、ヨーロッパの家具の装飾のような芸術的な一品です。また2013年春夏コレクションのカラーリングは、オレンジやルビー、カーキやネイビーなど、シックでクラシックなカラーをチョイスしています。これは、ギョーム・アンリがインド旅行で見つけた植民地時代の写真からカラーリングを決めたと言われています。 他のコレクションでも、中世ヨーロッパをイメージさせるプリントやシルエットなど、レトロな雰囲気のテーマを好み、国内外のカルヴァンファンを魅了します。ネオクラシックにデザインするギョーム・アンリはカルヴェンにとって救世主となっています。
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