60年のブランドの歩み

フランスのファッションブランド、クロエ(Chloe)の創業から60年に渡るブランドの歩みをひも解く作品集、「クロエアティテュード」が2013年11月にRizzoli New Yorkから出版され、大きな話題となりました。 装丁の美しさも評判となったこの写真集はメゾンが持つダイナミズムやモダニティにスポットを当て、その魅力をエレガントで荘厳なデザインと、数々の洗練された美しい写真で表現した1冊となっています。

充実のディレクター

本書は、パトリック・ドゥマルシュリエ、ジャンルー・シーフ、デボラ・ターバヴィル、ヘルムート・ニュートンなど、名だたるフォトグラファーによって芸術的に撮影された写真約300点を楽しむことができます。 また、本書のアートディレクションは、クロエだけでなく、ジル・サンダー(Jil Sander )やヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)など、多くの有名ブランドのアートディレクターを務めてきた伝説的なアートディレクター、マーク・アスコリによって手掛けられています。

本書の内容

クロエ アティテュードでは、1964年、当時弱冠24歳という若さでクロエのデザイナーに就任したカーラ・ラガーフェルドのキャリアを詳しく探究しています。 その他にもマルティーヌ・シットボン、26歳の若さでクロエに参入して大きな話題となったステラ・マッカートニー、ありとあらゆるシーンに合わせた現代女性の理想的なワードローブを洗練されたデザインによって体現したフィービー・ファイロ、そして2011年よりクリエイティブディレクターに就任にしたクレア・ワイト・ケラーに至るまで、そうそうたる面々の歴代デザイナーの、時代に即した功績が余すことなく綴られています。 また、創業者であるマダム・クロエことギャビー・アギョン、ロンドン在住のファッションジャーナリスト、サラ・モワーの寄稿も大きな見どころとなっています。

日本での反響

本書は日本でも、ドーバー ストリート マーケット ギンザにて特別に制作された日本語冊子とともに販売された他、クロエ直営店でも販売され、話題となりました。 ドーバー ストリート マーケット ギンザで開催された、クロエの非常に貴重なアーカイブピースを展示するスペシャルイベントでは、1963年にマダム・クロエがデザインしたシルクジャガードのスーツやカーラ・ラガーフェルドが1971年に生み出したシルクのショーツにスカートというルック、1983年に発表されたスパンコールで表現されたシャワードレスという今見てもなお新鮮さを感じさせてくれる作品から、記憶に新しい2001年にステラ・マッカートニーによってデザインされたドレスまでが展示されており、写真集の世界観をそのまま体感できると、大きな反響を集めました。
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