ジョー・フォティは、2016年までにクロムハーツのアート展で全部で6回の個展「Joe Foti Art Exhibition」を開催しています。中でも最新の2回は、2013年に「THE ADVENTURES FROM BEAVER CREEK Pt.1」、2015年に「THE ADVENTURES FROM BEAVER CREEK Pt.2」と名付けられ、続き物として開催されていますが、実はジョー・フォティの中では、三部作の構想で作られているとのことなので、さらに最終章があると予想されます。 2013年にクロムハーツ銀座で開催された第一部、2015年にクロムハーツ銀座とクロムハーツ福岡で開催された第二部。これらの個展は「自分のルーツに立ち帰れ」というのがテーマとなっており、それにあたってジョー・フォティは、幼少期に育った街、ブリストルを訪れたそうです。ブリストルは自然豊かな田舎町、テネシー州サリヴァン郡の都市で、バージニア州ブリストルと双子都市とされており、カントリーミュージック発祥の地としても有名です。 ジョー・フォティが1960年代から1970年代にかけて過ごしたこのブリストルをリサーチしていく上で、町の歴史家であるV.N.バッド・フィリップスとの出会いが、ひとつ大きなポイントとなったようです。彼の著書を読み、直接話を聞くことで、「ブリストルという町が、私のアートへの強いインスピレーションをもたらすことに気づいた」と再認識したそうです。 この個展のタイトルにも登場するビーバークリーク(BEAVER CREEK)は、ブリストルに流れる小さな川で、ジョー・フォティが子供の頃によく遊んでいた川です。また、南北戦争の中心となったブリストル駅や鉄道レールの分岐点など、ブリストルの様々な風景が、作品の中に特徴的なシーンとして登場します。 「アメリカの小さな町々の本質が、時代と共に少しずつ薄らいできている。私の記憶の中にある古き良きアメリカの小さな町たちを忍び、その素晴らしさに称賛を贈りたい」ジョー・フォティはそう語っています。
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