「Noir Kei Ninomiya」 ノワール・ケイニノミヤについて

新ブランド ノワール・ケイニノミヤとは

ノワール・ケイニノミヤ(Noir Kei Ninomiya)は、コムデギャルソン社のデザイナー、二宮啓が2012年に立ちあげたブランドです。

同社において自分のブランドを持っているデザイナーの中でも、二宮は最も若手にあたり、ギャルソン社の新ブランドとしては、丸龍文人のGANRYU(ガンリュウ)以来、4年ぶりとなるものでした。

ブランド名の「noir」はフランス語で「黒」を意味しており、ギャルソンにとっても重要な色である「黒」を基本としたコレクションが、ノワール・ケイニノミヤの特徴です。

このブランド名については、ギャルソンのデザイナーである川久保とのセッションで決まったのだそうです。その「黒」について彼は「好きな色。強くて美しい色。ひとつの色であっても、素材や加工、技法で豊かな表情を生み出すことができる」との見方を示しています。

デザイナー 二宮啓

二宮啓は、1984年に大分県で生まれました。その後、上京して青山学院大学に入学します。その在学中、昔から地元のショップで見て気になっていたというコムデギャルソンを改めて青山店で見た彼は、ファッションの道に進むことを決意。

大学卒業後すぐにベルギーに渡り、アントワープ王立芸術アカデミーに入学しました。ところが、早く服作りに携わりたいという思いから中退してしまい、2008年にはコムデギャルソン社に入社します。

その後8シーズンはギャルソンのパタンナーとして経験を積み、2012年に自身のコレクション発表へと至りました。

ブランドの魅力

ブランド名が示す通り、毎シーズン黒を基調としたコレクションを発表するノワール・ケイニノミヤ。色はほぼモノトーンに限られますが、使われる素材や手法は実に多彩で、そのため、同じ黒が様々な表情を見せてくれます。

リアルレザーとフェイクレザーを巧みに使い分けたり、一切縫いを入れず、超音波で溶かして接着してキルティング生地を作ったり、レーザーカットでパーツを切り出したり、甲州地方に伝わる鹿革に模様をつけた「印伝」のようなプリントパターンを使うなど、常に前衛的な手法、技法に挑戦しています。

ただし、そのことについて二宮本人は「先端技術を披露するためにそういう服を作っているのではありません。一点ごとに特別な服を実現させるために、必要な技術を使っているだけです」とコメントしています。

つまり、技術ありきではなく、自分の表現したい物のために必要だったから使った結果なのだ、ということでしょう。

また、「服を見る人がそういった技術的な要素に気づかなくてもいいんです。手に取って着ることで、感動したり楽しい気分になっていただければ嬉しいです」とも語っています。

彼はこのブランドを手掛けるにあたって、「常に新しい物、今まで見たことのない物を作りたい。ワクワクしたり、心が躍るようなスペシャルな物を提供したい」という強い気持ちを持っており、コムデギャルソンのトップである川久保玲のスピリットは、ここノワール・ケイニノミヤにも受け継がれ、息づいていると言えるのではないでしょうか。

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