ジルサンダー二回目の辞任

ジルサンダーの退任後、2001S/Sシーズンのデザインは、残ったプラダのデザインチームが手がけました。そして、2001-02A/Wシーズンより、ミラン・ヴィクミロヴィッチ(Milan Vukmirovic)が、クリエイティブ・ディレクターに就任しました。ジルサンダーのショーや広告キャンペーンなどのディレクションをすべて手がけました。 そして、2003年5月、ミラン・ヴィクミロヴィッチの契約が満了したこともあり、プラダグループがジル・サンダーに呼びかけたことで、グループの経営幹部として迎えられ、ジル・サンダーが復帰しました。2004年S/Sのメンズは、ミラン・ヴィクミロヴィッチが残したデザイン画を元にしたコレクションを、展示会形式で発表し、基本的なアイテムのデザインを新しくするなど、デザイナーとして活躍しました。 しかし、2004年11月に、ジル・サンダーが再び辞任しました。ミラノコレクションでの、2005年S/Sシーズンの発表が最後でした。グループの総帥であるパトリッツィオ・ベルテッリ(Patrizio Bertelli)との不仲が主な理由とされています。その後、ジルサンダーは、デザインチームによって再び手がけられました。

ラフシモンズの就任

2005年5月、クリエイティブディレクターとして、ベルギー出身のデザイナー、ラフ シモンズ(RAF SIMONS)が新たに就任しました。 2006年に、Change Capital Partners (チェンジ キャピタル パートナーズ )が1億2000万ドルでジルサンダー社を買収しました。 2007年A/Wシーズンより、服だけでなく、アクセサリーやバッグなども展開しました。それ以降のジルサンダーは、ラフ シモンズの手腕もあり、カラー・シルエット・機能性が、世界中で高い評価を受けました。

ジルサンダーの復帰と新たなデザイナー

2008年9月に、オンワードホールディングス(日本)にまたも買収され、2011S/Sシーズンより、ジル・サンダー ネイビー(JIL SANDER NAVY)の展開を開始しました。2012年2月に、A/Wミラノコレクションをもって、ラフ シモンズが辞任することを発表し、その翌日に、クリエイティブディレクターとして、ジル・サンダーが復帰すると発表しました。 2013年~2014S/Sシーズンのコレクションをもって、ジル・サンダーがクリエイティブ・ディレクターを退任し、その後のブランドは、デザインチームが引き継ぎました。2014年、オンワードグローバルファッションと改められ、事業会社となりました。 新しいクリエイティブ・ディレクターには、ロドルフォ・パリアルンガ(Rodolfo Paglialunga)が就任し、2015年春夏コレクションを手がけました。