ドイツで1968年に設立されたファッションブランド「ジルサンダー(JIL SANDER)」は、洗練された繊細さ、なおかつ品質にこだわっているミニマルなデザインが特徴的なブランドです。そんなジルサンダーが2016年4月、日本製のデニムとジャージーにフォーカスしたカプセルコレクション「「FIRE」made in Japan」を発表しました。 コレクションでも積極的に日本の生地を使っているジルサンダーですが、FIRE誕生のきっかけは、日本のクリエイションへの感動があったと言われています。デニムの産地である岡山県倉敷市の児島に訪れたメンズデザインチームが、デニムの加工技術の職人技に感銘を受け、企画から二年熟成させてFIREを立ち上げました。 コレクションの特徴は、中国地方の伝統的な建造物で使われている、焼杉の美しさにインスパイアされたデザインです。ブラックデニムの表面にポリウレタンの樹脂を塗って、ひび割れ加工を施し、焼杉の風合いを表現しています。黒い炭のような光沢感と、ひび割れの風合いは、履いているうちにさらに焼杉のディテールを帯びていきます。 メンズとウィメンズ両方で展開されていますが、デザインは男女の堺をなくしたジェンダーレスなものです。デニムの型は、ジルサンダー既存のストレートやスキニー、クロップドなどで、メンズでもウィメンズでも、ユニセックスなスタイルが提案されています。 焼杉の色に合わせたダークなカラーパレッドで、ブラック、チャコール、ダークピンクのパーカ、Tシャツ、パンツなどが揃い、幅広くファッションに取り入れることが可能です。ジャージー素材のTシャツには、ダークローズやメカニカルクリーチャーのモチーフが添えられ、アクセントがプラスされたデザインになっています。 期間限定で販売を行うポップアップストア方式で、伊勢丹新宿店で先行販売を開始し、徐々に販売個所を広げて展開されてきました。そのほかジル・サンダー青山店、岩田屋本店と日本橋三越本店、丸井今井札幌店にて販売が行われました。