ルイヴィトンの歴代デザイナーたち

ルイヴィトンのはじまり

日本国内だけでも1500億円以上を売り上げていると言われる、世界のビッグメゾン、ルイヴィトン。

ルイヴィトンの始まりは1854年、ルイが、当時高級ブティックが立ち並んでいたパリのヌーヴ・デ・カプシーヌ通りに店舗を構え、トランクの販売を始めたのに端を発します。

 

1997年、プレタポルテへの参入を計画していたルイヴィトンのデザイナーにマーク・ジェイコブスを迎え、靴の展開をスタート。バッグブランドのイメージを刷新し、アパレルブランドとしての地位を押し上げました。

そこからルイヴィトンのプレタポルテコレクションの歴史がはじまり、デザイナーも移り変わるようになりました。

 

 

1997~2013年 マーク・ジェイコブス (WOMENS・MENS

1963年ニューヨーク出身。1986年に自身のブランド「マーク・ジェイコブス」を設立しました。その後、1997年にルイヴィトンのアーティスティックディレクターに抜擢され、翌年の1998年、現在では定番の「ヴェルニライン」、今までにはなかったエナメル・デニム・ファーなどの素材で作品を作り上げました。

マーク氏は日本企業と契約しデザイナーとして成功したことから親日家であり、ルイヴィトンと日本人アーティストがコラボレーションを果たしました。彫刻家、画家、小説家である草間彌生とのカラフルな水玉模様の「パンプキンドット」、美術家である村上隆とのポップなキャラクターの「モノグラムパンダ」「モノグラムチェリー」、「モノグラムマルチカラー」「モノグラモフラージュ」といったラインを展開していきました。

日本のみならず世界中で人気を博しました。

このような功績を残し、老舗のバッグブランドから、一流のファッションブランドへ成長することに大きく貢献しました。

2019年現在、自身の活動では、新ライン「ザ マーク ジェイコブス(The Marc Jacobs)」の販売を開始しました。

 

 

 

2006~2011年 ポール・エルバース (MENS

オランダ出身。メゾンマルタンマルジェラで経験を積み上げたのち、2006年にルイヴィトンメンズディレクターに就任しました。

ヌメ革にブラックレザーを採用したメンズの定番ラインの「モノグラム・マカサー」。

こちらはポール・エルバースが、アフリカ大陸の偉大な王族にインスパイアされ生みだしました。

5年間、マーク・ジェイコブスのもと、ポール・エルバースがメンズスタジオ・ディレクターを務めてきました。

 

 

 

2011~2018年 キム・ジョーンズ (MENS

1976年ロンドン出身。2008~2011年までダンヒルのクリエイティブ・ディレクターを務め、その後、2011年ルイヴィトンメンズアーティスティックディレクター就任しました。

ファーストシーズンでは、マサイをテーマにした「ダミエマサイチェック」を発表し今もなお印象に残る作品です。

また、「クリストファーネメス」や「シュプリーム」、「フラグメント」とのコラボレーションを実現させ世界中の話題の的となりました。

特に「シュプリーム」とのコラボレーションはファッション業界に激震が走りました。

間違いなく、ファッション史に残る出来事のひとつです。

 

2018年退任後、自身の活動でファストファッション「GU」とコラボレーションし、

同年からディオールオムのクリエイティブディレクターを担当しています。

 

 

2013~現在 ニコラ・ジェスキエール (WOMENS

1971年フランス出身。ファッション専門学校などの教育は受けていないようです。19歳でジャンポール・ゴルチエの元で働き始め、ニット部門のアシスタントデザイナーとして働き、フリーランスでバレンシアガのライセンス部門の仕事を手がけたことから2年後の1997年バレンシアガのクリエイティブ ディレクターに就任しました。

約15年と長い間活躍し、2013年 バレンシアガのデザイナーを辞任後、ルイヴィトンのアーティスティックディレクターに就任しました。日本での注目も高く、ニコラによるルイヴィトンの初コレクション、その背後にあるクリエイティブ・プロセスを振り返る展覧会「SERIES 1 – THAT WAS THEN, THIS IS NOW」が新宿で開催されました。

2016年春夏コレクションでは、日本発のロールプレイングゲーム「ファイナルファンタジーⅩⅢ」とのコラボレーションで登場キャラクター、ライトニングをモデルに起用するなど日本との関わりが深くあります。

ニコラの進退は様々な憶測が飛び交っていましたが、ニコラ自身は「今後さらに発展させていけることを楽しみにしている」と語っています。

 

 

 

2018~現在 ヴァージル・アブロー (MENS

1981年シカゴ出身。大学では建築を専攻し、修士号を取得。卒業後、建築関係の会社に就職しました。2012年カニエ・ウエストが設立したDONDA(ドンダ)のクリエイティブ ディレクターに就任し、同年、オフホワイトの前身となるアートプロジェクト 「パイレックスヴィジョン」をスタート。YouTubeにアップした動画の衣装がSNS上で話題を呼び、ストリートで大人気となりました。2013年オフホワイトを設立し、翌年コレクションデビュー。2018年ルイヴィトンのメンズクリエイティブディレクターに就任しました。

ファーストコレクションは2019春夏、ストリートとラグジュアリーを掛け合わせたデザインが魅力です。定番のモノグラムのバッグにネオンカラーのチェーンを施すなど、いままでのルイヴィトンにはない前衛的なバラエティに富んだアイテムを多くリリースしています。

近年の活動では、自身のブランドオフホワイトや、ナイキとヴァージルのコラボレーションはストリートのみならずファッション界では誰もが知っているものとなり、現在のファッション業界には欠かせない一流デザイナーの仲間入りを果たした名デザイナーです。

 

 

以上がプレタポルテ歴代デザイナーです。現在に至るまでのルイヴィトンの歴史をつくってきた偉大なデザイナーたち。

攻めの姿勢を忘れないラグジュアリーブランドからまだまだ目が離せそうにありません。