日本での高い需要

1988年にフランスで創設されたブランド「メゾンマルジェラ(Maison Margiela)」は、2000年以降着実に店舗数を増やし、展覧会活動など広範囲での活動も行っています。 特に日本での需要が大きく、2000年9月には、東京の恵比寿にブランド初のフラッグシップショップとなる「メゾンマルタンマルジェラトウキョウ(Maison Martin Margiela Tokyo)」をオープンしました。 2011年には広島と大分、2012年には名古屋にも直営店をオープンさせます。 日本には全部で20店舗近くメゾンマルジェラの店舗があり、これは世界的に見ても多いと言えます。

急速な展開拡大

2002年からは、ディーゼル(Diesel)の創業者であるレンツォ・ロッソの会社「オンリー・ザ・ブレイブ」の傘下に入り、この支援を受けることで店舗数を大幅に拡大し、急速にグローバルなブランドへと成長していきます。 2008年にはメゾンマルタンマルジェラの創設20周年を迎え、そのアーカイブ展を東京の店舗で開催しました。 なお、創設者であるマルタン・マルジェラは、このコレクション以降、メゾンマルタンマルジェラとは関わりを持たず、デザインチームがこれを引き継いでいます。 その後も幅広く活動が展開され、2010年にはブランド初となるフレグランスも発売しました。 さらに2011年には、メゾンマルタンマルジェラが内装をすべて手掛けたホテルをパリの一等地にオープンさせます。

H&Mとのコラボレーション

さらに2012年には、スウェーデンのファストファッションのブランド「エイチアンドエム(H&M)」とのコラボレーションも行っています。世界各国計200以上のエイチアンドエムの店舗で、このコラボレーションアイテムが販売されました。

ジョン・ガリアーノの就任

2014年には、クリスチャンディオール(Christian Dior)のデザイナーも務めていたジョン・ガリアーノ(John Galliano)がクリエイティブディレクターとして就任します。 翌2015年以降は、ブランド名から創業者のファーストネームをはずし、ブランド名を「メゾンマルジェラ(Maison Margiela)に変更しています。

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