オフホワイト(Off-White)はこれまでに数々のブランドとコラボレーションをし、オフホワイトの地位を確立してきました。 数々のコラボを発表する中で、一際話題を生むコラボがあります。それが、オフホワイトとスポーツブランド ナイキ(NIKE)によるコラボです。 世界を代表する現代デザイナーの一人 ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)は、オフホワイトのデザイナーのみならず、2018年にキム・ジョーンズ(Kim Jones)の後任としてルイ・ヴィトン(LOUS VUITTON)のメンズウェアデザイナーに黒人で初めて就任しました。今現在は、2つのブランドのデザイナーを務めています。 今や、世界を代表するデザイナーになった裏には、ナイキとのコラボが密接に関わっています。

オフホワイトとナイキの始まり

2014年に突如として発表されたオフホワイトとナイキのコラボシリーズ ザ・テン(THE TEN)は、ファッション業界とスニーカーカルチャーに大きな衝撃を与えました。 当時、ラグジュラリーストリートファションで名を馳せていたオフホワイトとナイキによるコラボは、多くの人を驚かせました。理由はデザインにあります。 ヴァージル・アブローはイリノイ工科大学院で建築を学んでいた経歴があり、ザ・テンにも彼のバックグラウンドを感じ取れるデザインが話題となったのが理由です。 ザ・テンは10足(コンバースを含む)のスニーカーで構成されているコレクションで、リーヴィリング(REVEALING)とゴースティング(GHOSTING)の2つのテーマで表現されています。 リーヴィリングは「物事を明らかにする」という意味があり、ゴースティングには「目に見えない」という意味があります。対をなす表現がスニーカーでデザインされました。 再構築はもちろんの事、トゥの部分を裏返しにし、本来なら見えない箇所を見えるデザインで表現しています。今までは考えられなかった透明な素材でアッパー全体を構成するなど、2つのテーマをこれ以上ない形でデザインしました。ミッドソールにはエアの文字を施し、シューレースにはシューレースと文字をデザインすることで、特別な仕様を随所で表現しています。 スニーカーの内側にはコラボを証明するテキストがデザインされ、ザ・テン以降もこのテキストが使用されています。オフホワイトを代表する赤いタグも付属しており、こちらもコラボを証明するテキストがデザインされています。 スニーカーの箱にも特別な仕様が施されています。本来ならナイキやナイキシリーズがモチーフとなる箱がデザインされますが、全て裏返しになっており、一見段ボールの箱の様に見える仕様です。箱を開けると、全てが裏返しになっている事が分かり、スニーカーだけだはなく、箱にまでテーマが表されています。 随所に現れる2つのテーマを完璧に表現したヴァージル・アブローは約10か月という短い期間で全てをデザインしました。

現在も続くオフホワイトとナイキのコラボ

2014年に発表されたザ・テンは惜しくも終了します。ですが、ザ・テンとは異なるコラボを継続して現在も続いています。 ニューヨーク近代美術館で行った自身の個展でコラボスニーカーを限定販売していたり、ナイキのシリーズに焦点をあてコラボを行っていたりと、現在も精力的にコラボは行っています。 発表の形式が異なるものの、毎年発表されるコラボスニーカーやアパレルは、人気が落ちることなく今もなお、人気が高いコラボの1つです。
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