コラボの発端

プラダがファイナルファンタジーとコラボレーションしたのは、イギリス発のメンズファッション誌「Arena Homme+ (アレナ オム プラス)」が「ファイナルファンタジー」シリーズの誕生25周年を記念する企画からです。 ファイナルファンタジーのキャラクターが、プラダのコレクションを着用して誌面に登場するという、斬新なヴィジュアルが話題となりました。

注目のコラボレーション

今回の企画では、ライトニングやホープ、ノエル、スノウ、サッズといった「FINAL FANTASY XIII-2」のキャラクターらが、プラダの2012年春夏メンズコレクションのモデルとなり、12ページに渡って誌面に登場しました。 プリント柄のシルクのシャツや、シャープなイメージのモダンスーツといった最新ルックを身に着け、リアルとファンタジーが見事に融合した内容でした。 また、ハイブランドを日本のゲームキャラクターが着るという異色のコラボレーションも大変話題になりました。

企画した「Arena Homme+」

このコラボレーションを企画した、「Arena Homme+」は1993年に創刊したメンズファッション誌です。世界トップクラスのメンズファッション誌であり、国際的なファッションカメラマン、ファッションライター、アーティスト、スタイリスト、評論家などの活躍の場となっています。 また、男性ファッション誌で、初めて年間2回刊行することを始めた雑誌でもあります。 Arena Homme+のエディターを務めるマックス・ペアメイン氏は、今回のコラボレーションについて、「ディレクションと逃避主義をテーマに企画したもので、ファイナルファンタジーのような秀逸なヴィジュアル性を持つゲームとコラボし、世界トップクラスのファッションブランドであるプラダの協力でこれほど他に類のない物をつくりあげることができました。本当に信じられない気持ちです。」とコメントしています。 また、こうした「キャラクターの衣装デザイン」を、海外のハイブランドの中で最初に手掛けたのは、プラダのデザイナーのミウッチャ・プラダなのです。

ミウッチャと日本文化

ミウッチャが最初に日本のアニメキャラの衣装デザインを手がけたのが、2007年のアップルシード・シリーズ劇場版CGアニメ「エクスマキナ」です。アニメとハイファッションブランドの初の本格的コラボとして大きな注目を集めました。 近年では、世界のハイブランドも多数、日本のアニメ・マンガやゲームのキャラクターなどとのコラボ企画を打ち出しています。アニメやマンガが、オタクだけのものだったのも、今は昔のことです。 国際的に評価される日本の文化ソフト「クール・ジャパン」の一大コンテンツとして、今や世界中から熱い注目を集めています。 プラダもまたファイナルファンタジーなど数々のコラボレーションを企画してきました。コレクションをキャラクターに纏わせるという、新たな試みは大きな話題となり、抜群の宣伝効果がありました。 それらは「クール・ジャパン」の概念を超えた、プラダのイメージを体現する、新しいクリエイションといえるでしょう。
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