「プログレッシブロック」

アンダーカバー(UNDER COVER)の2006の年春夏コレクションのテーマは「T」です。このテーマは文字通りTシャツのTを表しており、中でもロックTシャツを指します。 このコレクションはデザイナーの高橋盾が私淑している「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」のデザイナー北村信彦に影響を受けたことから始まります。実際に北村信彦もコレクションの音選び、洋服に載せたグラフィック制作に参画しています。 1960年代後半に現れたロックのジャンルの1つ「プログレッシブ・ロック」の要素を取り入れます。この時期デザイナー高橋盾自身もプログレッシブ・ロックのレコードを大量に購入します。 そのことでイメージを膨らませ、具現化として架空のプログレッシブ・ロックバンドをコレクションのイメージソースとしました。結果、ジャケットやワンピースなど大半のアイテムをTシャツで仕立てプログレッシブ・ロックという出口の見えにくい音楽性を洋服で表現しています。

高いグラフィックへの評価

また、その架空のバンドが所属するレーベル「アンダーカバーレコーズ(UNDERCOVER RECORDS)」やそのバンドの曲のCDジャケット風なグラフィックなどが、音楽性やコンセプトが見えるコレクションへと昇華しています。 グラフィックへの評価が非常に高いコレクションで、今もなおスポットアイテムとして展開される商品にこのシーズンのグラフィックが起用されています。 メンズコレクションのアンダーカバイズム(UNDER COVERISM)も大元のコンセプトはレディースコレクションと同様です。ライダースジャケットやMA-1ブルゾンなどにTシャツの要素を取り入れ多くのファンを魅了しました。
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