クリス・ヴァン・アッシュ 退任

LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下のメンズブランドであるベルルッティ(BERLUTI)が今後のコレクションを独自スケジュールで行うことを発表しました。これに伴い、アーティスティック・ディレクターであるクリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)の退任も発表されました。 ハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)の後任で主任したクリス・ヴァン・アッシュは、ベルルッティに約3年在籍し、改革を行いました。

改革その1 ブランドロゴの変更

クリス・ヴァン・アッシュがベルルッティに就任し、はじめに行ったのがブランドロゴの変更です。 新ブランドロゴは、グラフィックデザインデュオであるエムエムパリス(M/M Paris)がデザインを担当しています。ベルルティの創設者であるアレッサンドロ・ベルルティ(Alessandro Berluti)が1985年に創業した当時の木製のシューキーパーに刻印されていたロゴをベースに、時間の経過とともに輪郭の一部がすり減った様子をデザインに落とし込んでいます。 クリス・ヴァン・アッシュは「ファースト・キャンペーンでは、メゾンのルーツをもとにしつつ、私のビジョンを反映したイメージにしたかった。」と語ったように、120年以上続くブランドの歴史に敬意を払い、クリス・ヴァン・アッシュが持ち合わせたクリエイションを融合させたアイテムを発表していく、意思表示を表しています。

改革その2 当時のスクリットを使用

ベルルティのアイコンアイテムがアレッサンドロです。レースアップのホールカットシューズは、世界の著名人を魅了し、現代に愛され続けています。 四代目当主であるオルガ・ベルルッティ(Olga Berluti)で考案されたスクリット(scritto、イタリア語で文章の意味)は、ノーブルなパターンで古い手紙の美しい書体からインスピレーションを得ています。今や、バッグやウォレットなどに刻印され、スクリットデザインはベルルッティ独自の世界観を表現するデザインです。 スクリットをスーツといったアイテムに落とし込み、クリス・ヴァン・アッシュのクリエイションで過去と現代を繋ぐアイテムを発表しました。クリス・ヴァン・アッシュの師であるエディ・スリマン(Hedi Slimane)の面影はなく、クリス・ヴァン・アッシュの独自の世界観が存分に現れ注目を集めました。
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