こんにちは。RINKANバイヤーの小島です。 今回はメガネやサングラスで有名なトムフォードについて紹介します。 彼はグッチやイヴサンローランのクリエイティブ・ディレクターを経て2005年ドメニコ・デソーレと共にトム フォード社を設立。クラシカルでオートクチュールのような手法でメンズファッションから展開を開始しています。 自身のブランドを立ち上げるまで苦労があり、88年にペリー エリスで働き、デザインディレクターに就任。 90年代には、グッチのレディースウェアのデザイン・ディレクターを担当。 当時、グッチは血族間闘争等の問題で不振に悩んでおりドーン・メローが必死で再建している最中でした。 そんなドーン・メローの強い推薦もあり、その後クリエイティブ・ディレクターに就任。 これはバーレーン拠点のインベストコープ社によって買収されたタイミングでブランドの今後の成長と拡大を担うものでした。 彼はこれまでのエレガンスなクラシック路線ではなくモードを打ち出す。ホルストン・スタイルのベルベット、細身のサテンのシャツなどを取入れ、スタイリッシュなコーディネートとゴージャスな素材使いで、イメージを大幅に刷新し、セクシーなイメージを確立しました。 そして、その手腕で世界中にグッチ・ブームを再燃させ、結果的にドメニコ・デ・ソーレとともにブランドを救い、世界3位のブランドに育て上げます。 そんな彼の作品だと皆さんのイメージからするとサングラス等のアイウェアで有名だと思いますが、実はスーツも素敵で、2008年「007/慰めの報酬」からジェームズ・ボンドの着るスーツがトム フォードによるデザインとなり、同年にはCFDAのメンズデザイナー・オブ・ザ・イヤーに輝くくらい魅力あるスーツを作り上げているブランドでもあるんです。 トムフォードの魅力として、男性の体をより男性らしくカッコよく見せてくれるファッションアイテムが多いことが挙げられます。 特に、スーツは高級で素敵であり、男性の魅力が磨き上げられたように輝きます。 これがまさにジェームス・ボンドのイメージにマッチしたのでしょう。 そんな彼は実ははじめ俳優を志しており、ニューヨーク大学の美術史に在学しながらCM出演等するなど学問と両立しながら努力していたとの事で、スタジオ54やアンディ・ウォーホルのファクトリーに出入りする等、その頃から流行やアートに入り浸っていたみたいです。 その後、編入してパーソンズに入学をして1986年までインテリア・アーキテクチャーを学ぶ。このころからファッション業界で働いていくことを決意したようです。 事実俳優を目指していた事もありトム・フォード自身は、2009年、監督として映画「シングルマン」を発表。監督としても高く評価されている。 彼の名言の1つに「人々が絶対に欲しいと感じる、世界で一番美しい製品を作ることが私の仕事です。」という言葉があります。 アーティストとしてというよりはビジネス的な言葉に聞こえるが、作品を作るうえで周りの動向をしっかり掴む事が出来る彼の才能は本当にすごいと思う。だからこそもしRINKANでトムフォードを見つけたときは一度袖を通してみてください。きっと欲しくなると思います。 トムフォードは買取りも高額で行っております。