クロエとは

クロエ(Chloe)とは、1952年にギャビー・アギョン(Gaby Aghion)がフランスで立ち上げたファッションブランドです。 クロエは、オートクチュールが主流だったこの時代に、ラグジュアリープレタポルテという高級な生地を使用し、ラグジュアリーかつ着やすさを重視した、女性の魅力を引き出す既製品を提供するという、新たな試みをしたブランドとして注目を浴び、現在まで愛され続けています。 クロエという名前は、ロンゴスによって作られた「ダフニスとクロエ(Daphnis et Chloe)」という古代ギリシアの恋愛物語に登場するヒロインクロエに由来します。

デザイナー ギャビー・アギョン

ギャビー・アギョンは、パリのシャトレ座でバレエ音楽として「ダフニスとクロエ」を鑑賞し、ヒロインであるクロエの美しいバレエダンスに感銘を受け、ブランドイメージとブランド名に起用しました。 ギャビー・アギョンは、1921年のエジプト第2の都市であるアレクサンドリアの貴族として生まれました。1939年の18歳の時、パリに留学を果たし、第二次世界大戦中にフランスへ移住します。 1945年、24歳の時にレイモンド・アギョン(Reimondo Aghion)と結婚し、パリの芸術家と交流を深め、感銘を受けながら、感性に磨きをかけていきました。

華々しいデビュー

1952年の31歳になる年に、ギャビー・アギョンはクロエを立ち上げます。 1956年、ギャビー・アギョンは、パリのサンジェルマン・デ・プレにあるカフェ「カフェ・ド・フロール(Cafe de Flore)」で初めてファッションショーを開催しました。 カフェ・ド・フロールは、パリの芸術家やアーティストが集まる人気カフェです。ギャビー・アギョンの打ち出した「ラグジュアリープレタポルテ」の初コレクションは、パリのアーティストに受け入れられ、大盛況を収めます。 こうして、ファッションブランドクロエは、華々しいスタートを切りました。

カール・ラガーフェルド

1960年代入ると、クロエは、ドイツ出身のデザイナー兼写真家であるカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)をクリエイティブディレクターに迎え、さらに飛躍していきます。 カール・ラガーフェルドは、オートクチュールメゾンで経験を積んだ後、プレタポルテであるクロエでデザイナーとして働き、その後もフェンディやシャネル、自社ブランドのカール・ラガーフェルドの4つのブランドのデザイナーを兼任することになります。

更なる発展

1970年には、香水事業を開始し、発売したフレグランスはベストセラーになりました。 1985年、クロエはカルティエやダンヒルなどの有名ブランドを抱える、スイスのグループ会社「リシュモン(Richemont)」の傘下に入ります。 1988年にはカール・ラガーフェルドの後任として、クリエイティブディレクターにマルティーヌ・シットボン(Martine Sitbon)を迎え、クロエはさらに発展を遂げていきます。
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