ピコタンの誕生

ピコタン(Picotin)が登場したのは2003年。数あるエルメスのバッグの中では比較的歴史の浅いモデルです。

名前の由来は、中世フランスで使われていた穀物量を測るボワソー升(約12.7リットル)の4分の1を表す単位から来ており、牛や馬が歩きながら飼い葉を食べられるようにぶら下げていたカゴからインスピレーションを受けて生まれました。

ピコタンの魅力

ピコタンは、まるでサイコロのようなぽってりとした可愛らしいフォルム、余計な装飾が一切ないシンプルなデザイン、なんでも入れられるトートバッグのような使い勝手の良さで人気を獲得しました。

初めてピコタンを手にした人は、可愛い見た目以上に物が入ることに驚くこともあると言います。また、シンプルでキュートなデザインでありながらも、底面には金属製の足が付いており、床に置いた時の耐久性も考慮されている点も見逃せません。

素材の革は切りっ放しでかがりも施してない上に、ステッチも最小限、裏地もついていないという素朴さですから、エルメスのバッグの中では比較的リーズナブルな価格帯のバッグです。

元々は大きく開く開口部には何もありませんでしたが、現在では両側を渡して留めるベルトとカデナ(南京錠)が付いた「ピコタンロック」が主流となっています。カデナのカラーはシルバーとゴールドの2種類が存在しています。

ピコタンのサイズ展開については、5種類が確認されています。

ピコタンミクロ

横約12cm×高さ約12cm×マチ約9cmの極小サイズ。パスケースや携帯電話など限られた身の回りの小物しか入りませんが、そのビジュアルはとても可愛らしいものです。

ピコタンPM

横約18cm×高さ約18cm×マチ約13cm。普段使いの一般的なサイズだと、このPMあたりからです。小柄な女性でもキュートな印象を損なわずに持ち歩けるサイズです。

ピコタンMM

横約21cm×高さ約22cm×マチ約17cm。普段使いでも容量に余裕が欲しい人、長身の人などはこちらのMMが手ごろ。肩からかけることも可能な大きさになってきます。

ピコタンGM

横約26cm×高さ約27cm×マチ約21cm。このサイズになると、女性が持った場合かなり大きい印象になってくるようです。そのぶん収納力は十分すぎるほどあります。

ピコタンTGM

横約31cm×高さ約31cm×マチ約25cm。最大サイズで存在感は抜群。とにかく気にせず入れられる大容量のバッグが欲しい場合はこちらでしょうか。

ピコタンは、発表された2003年に一気に人気沸騰し、いったんはその人気にも落ち着きが見られましたが、2014年頃から、セレブや芸能人などのファッションアイコンたちの中で、ピコタンをカレやツイリーで装飾する使い方が広まったことから、人気が再燃してきているとも言われています。いずれにしても、そのシンプルで素朴な佇まいから、アレンジの自由度も高く、世の中の流行に関係なく愛用できるバッグと言っていいでしょう。

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