フィンランドの有名ガラスブランドであるイッタラ(Iittala)と、日本ブランドのイッセイミヤケ(Issey Miyake)は、2016年2月にコラボレーションしたアイテムを発表しました。 フィンランドと日本という遠い存在にも思えるそれぞれのブランドが絶妙な調和を見せたコレクションは、使う人の生活に馴染むようとことん考えつくされたデザインになっています。コレクションは美しいだけではなく、凛とした芯の強さも感じられる高品質の陶磁器とグラス、ホームテキスタイルの計30点です。 商品は、どれもありそうでなかったシンプルなデザインで、それぞれを組み合わせればよりハイセンスなまとまりを見せるよう工夫されています。コップ、ベース、クッション、カバンなど普段の生活の中で必要とするものばかり。デザインは自然にあるものをもとにインスピレーションを得ており、不思議と誰もが触れてみたくなるような形状になっています。 例えば、商品のひとつであるインテリア・テキスタイルは、テーブルランナーとして以外にも部屋の間仕切りやソファーのカバーなど、使う人が自由な発想で使い方を決められるようになっています。耐久性のある素材を使っているため、長く大切に利用できます。これまでの空間にプラスするだけで、新しいハーモニーが生まれます。 イッタラは、1881年フィンランドのイッタラ村に誕生した小さなガラス工場で始まりました。誰でも持てて、しかも持っている人の個性が表れるものをデザインするというのがモットーです。 革新的な反面、長く使っていても飽きのこないデザインを実現しています。見た目が美しく、使いやすく、長く持たせられるものという視点で作られているので、置いた場所にも馴染みやすく世界から関心を集めています。 このコラボレーションの立役者は、イッタラのフィンランド人デザイナーであるハッリ・コスキネン(Harri Koskinen)でした。生活で何気なく使う幅広いアイテムを数多くデザインしてきた彼は、1996年からイッタラに自らのデザインを提供しています。 2012年からはイッタラでデザインディレクターという役割も担っており、就任直後からイッセイミヤケと一緒に仕事したいと思っていたそう。両者が扱う素材が違うことが、新しいものを生み出すのに有効だと考えました。 彼は、イッセイミヤケブランドからも腕時計や香水のボトルデザインを発表しており、両者のブランドには共通項があると感じ取っていたようです。そうして、4年の歳月を経てほかにはないアイテムが完成しました。
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