イッセイミヤケが今までに開催してきたイベントは数多くあります。まずは、建築家の中村竜治氏とコラボレーションしたイベントです。特殊な“のり”を使って立体性、伸縮性のあるプリーツと縞状の多色プリントを掛け合わせます。 そうすることで色の加法混合の効果を生み出し、モデルの動きに合わせて色が様々な表情に変化するといった衣装を作り上げています。イッセイミヤケの世界観と中村竜治氏が作り出す建築の技術を用いた手法のコラボレーションとなっています。 また、「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」からは、江戸時代の庶民の楽しみであった“春画”をモチーフにした作品、HARUシリーズを作っています。 大胆に春画を取り入れた羽織や、裏地が春画というコートまで、エロスと躍動感を融合させた作品を作り上げています。ポップアップ店を作るなどイベントとしても大変な盛り上がりを見せました。今までにないイッセイミヤケの新しい世界観が表現されたイベントでもあります。 他にもアートとしてイッセイミヤケの作品を扱ったイベントもあります。ニューヨークメトロポリタン美術館では、Costume Institute(コスチュームインスティテュート)のイベントが開かれました。 この展示会では、ファッションはアートととらえており、近年10年間のファッション作品を一堂に展示するという企画で、歴史の一部となっていく作品、歴史を説明することのできる作品が世界各地から集められました。 また、イッセイミヤケが有する「HaaT(ハート)」というブランドがアーティストの山元勝仁氏の作品“AIR“とコラボレーションするといったイベントもありました。もともと、「HaaT」は、山元勝仁氏の作品に描かれている「“AIR2” JACQUARD(エアツージャガード)」をモチーフにしたものや、「ココロゴコロ」のサークル柄の作品を取り入れたデザインを採用するブランドでもあります。 他にも、今までの常識を打ち崩すような斬新かつ新しいテーマを掲げたイベントがたくさん開催されてきました。 イッセイミヤケのデザイナーである三宅一生氏は、自身が子供の頃に広島で原爆被害を受け、その復興期に目にしてきた広島平和記念公園や、平和大橋のデザインに感銘を受けたのが、すべてのはじまりだといわれています。そういった独自の世界観やデザインへのこだわりを、様々なイベントで表現しています。
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