ルイヴィトンは世界のトップメゾンでありながら、守りに入ることなく、様々なコラボレーションを積極的に行っています。日本人のアーティストともいくつかのコラボレーションを実現していますが、中でも強いインパクトを放つのは、前衛芸術家である草間彌生とのコラボレーションでしょう。

草間彌生とは

草間彌生は、1929年3月22日、長野県松本市に生まれました。幼い頃から統合失調症に苦しみ、幻覚や幻聴に悩まされてきた草間は、そこから逃れるために10歳の頃から絵を描いたと言います。 彼女を象徴する図柄として水玉がよく取りあげられますが、この水玉で埋め尽くす行為は、幻覚や幻聴から自分を守るための儀式であるとされています。彼女自身、水玉を「自分の命」と表現するほど、水玉には強い意味が込められています。 また、彼女の作品にかぼちゃモチーフがよく登場するのは、幼い頃から目にしていた幻覚の中で、かぼちゃ人間が語りかけてきたという経験から来ています。 1957年には既に「日本でやれることはやり尽くした」とし、アメリカに渡った草間。ニューヨークに拠点を置いて精力的に活動を続け、1960年代には「前衛の女王」の異名をとるまでに知られるようになっていました。 そして現在までに、国際美術評論家連盟から2年連続でベストギャラリー賞を受賞した他、紺綬褒章、文化功労者、フランスの芸術文化勲章オフィシエなど、数々の賞を受賞しています。

草間彌生とルイヴィトンのコラボ

そんな草間彌生とルイヴィトンのコラボレーションが実現したのは2012年のこと。もともとマーク・ジェイコブスが、草間の持つアーティスティックな感性に共感していたこともあって、ごく自然にコラボレーションの企画が進んだのだと言います。 その結果、ネヴァーフルやキーポル、パピヨンなどヴィトンの名作バッグがエネルギッシュな水玉パターンに彩られたほか、ハイヒールやサングラス、ストールなどの小物アイテムに至るまで、草間ワールドに染め上げられた作品が登場しました。 この時マークは「このコラボレーションはエネルギーと活力が特徴です。"ルイヴィトンのモノグラム"と"草間彌生の水玉"、この融合は真の意味でのコラボレーションで、時を超えた存在です」と語っています。

大きな反響をよんだコラボレーション

ニューヨークの旗艦店で行われたキャンペーンは、ビルの外観までもが膨大な水玉模様で埋め尽くされ、ショーウィンドウには草間彌生の等寝台フィギュアがディスプレイされるという大々的なもので、大変な人だかりになったと言います。 また、世界の主要都市に期間限定のコンセプトストアもオープンさせるなど、いかにルイヴィトンがこの企画に力を入れていたかを感じることができます。 またコラボレーションの一環として、水玉や波などのフィルタを通して、見える世界を草間化した写真にできたり、facebookに投稿できるiPhone用アプリ「Louis Vuitton Kusama Studio」もリリースされるなど、ユニークな試みも行われました。
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