高額取引されるほどの魅力とは ラフシモンズ アーカイブコレクション

ラフシモンズ アーカイブコレクションについて

ラフシモンズ(RAF SIMONS)の過去の作品、「アーカイブコレクション」がここ数年で人気が急上昇しています。当時の値段は数万円程度だったのにも関わらず、約100万円や約500万円などで落札されるほどの超プレミア化が続いているのです。
トラヴィススコットやカニエウエスト、ドレイクなどの海外スターが着用していることで注目されました。ラフシモンズにはファンの間で「~期」と呼ばれるシーズンがいくつも存在しています。
中でも、2001AW~2004SSまでのシーズンは特に高い人気を誇っています。

Riot Riot Riot期(暴動期)

2001年秋冬コレクション、通称Riot Riot Riot期(暴動期)。
ウィーンのフリーマーケットで見たルーマニアやウクライナから来た若者たちからインスピレーションを受け、それを落とし込んだコレクションです。ウェールズのManic Street Preachersというバンドのギタリストの写真を使用したアイテムや1990年代のラフシモンズとは印象が異なる、オーバーなサイズ感・ビッグシルエットで構成されたピースが多く展開されました。
カニエウエストが同コレクションのボンバージャケットを着用したことにより、年々リユース市場で価格高騰しています。

テロリスト期

2002年春夏シーズン、通称テロリスト期。
その名前からRiot Riot Riot期(暴動期)と混同されやすいですが、こちらははまた別シーズンのコレクションです。コレクションのテーマは「恐怖の世代に唾を吐く人への災い…風が吹く」。たいまつを持ち、黒、白、赤などの単色で顔を隠したテロリスト風のスタイルが特徴的なことから、この名が付きました。テロリスト巻きと呼ばれる頭に巻いたストール姿が注目を浴びました。奇しくも、このコレクションが発表されたのは同年「9.11アメリカ同時多発テロ」が起きた約3か月後。9.11が起こる随分前からこのコレクション・デザインをラフシモンズ自身は考えていたのです。現在、赤のプルオーバーパーカーなどがテロリスト期で市場価値が高く人気のアイテムです。

VIRGINIA CREEPER期

2002年秋冬シーズン、通称VIRGINIA CREEPER期。
自然環境にインスピレーションを受け、それを落とし込んだシーズンです。ヴァージニア クリーパー(VIRGINIA CREEPER)は、アメリカヅタのことです。
アメリカヅタは美しい実をつけますがその実には毒があります。自然の「美しさ」と相反する「脅威」、この二面性をテーマにしたコレクションなのです。
現在のラフシモンズの代名詞でもあるビッグシルエットのデザインが顕著に表れており、自然から着想を得た森林のブラウンや夜の黒、葉っぱの緑色などのカラーリングも特徴的です。
「NEBRASKA」とプリントされたスウェットシャツが幻といわれるほど流通が少なく、オークションでは高額で取引されています。

消費者期

2003年春夏シーズン、通称 消費者期。
ラフシモンズ自身の「消費」に対する考え方を形にしたのがこのコレクションです。
現代のなんでも消費させることを目的とした風潮に対して問題提起をしています。
廃棄物に手を加えたアクセサリーを作ったり、ディテールや素材重視のハイファッションに対して、敢えてロゴやマークをプリントしたり、新しい価値観を提示したコレクションです。
芸術家アシュリービッカートンへのリスペクトが捧げられ、ラフシモンズの友人である芸術家ピーターデポッターと共同で製作した作品も存在します。
当コレクションの中でも、パラシュートボンバージャケットが有名で、韓国のアーティストグループ「BIGBANG」のメンバーであり「ピースマイナスワン」のデザインも手掛けるG-Dragonがフォトブックで着用していたことから更に注目を浴びました。

CLOSER期

2003年秋冬コレクション、通称CLOSER期。イギリスのロックバンドJOY DIVISIONのグラフィックを手掛けるアーティスト、ピーター・サヴィルのアートワークを落とし込んだコレクションです。名前の由来はJOY DIVISIONのアルバム名からきています。
ボーカルが亡くなったことにより、活動休止となりましたが、残ったメンバーで「New Order」を結成。そのNew Orderの2ndアルバム「Power corruption & Lies(権力の美学)」のCDジャケットのプリントが施されたモッズコートやパーカーが名作と云われ、リユース市場で200万円以上の価格で落札されています。

宗教期

2004年春夏コレクション、通称宗教期。
ドイツの作家ヘルマンヘッセが求道者について描いた小説「シッダールタ」をテーマにしたコレクションです。シッダールタはお釈迦様を指すことから宗教期と呼ばれるようなりました。宗教的なイメージを連想させる怪しい雰囲気が印象深く、生地の薄さや素材、ダボつきで上手く表現しています。
ハンドペイントの落書き風なデザインのパンツやプリントが施されたパーカーなどが高額取引されている人気アイテムです。

ラフシモンズ ブランド設立25周年

2020年12月には、ブランド設立25周年を記念し、「ラフシモンズ アーカイブ レダックス(RAF SIMONS ARCHIVE REDUX)」が発売される予定です。
先程もご紹介した、暴動期・テロリスト期などのアイテムやスターリング・ルビー(Sterling Ruby)やピーター・デ・ポッター(Peter de Potter)といったラフシモンズとの協業がきっかけで有名になったアーティストとのコラボレーションアイテム含む約100点を復刻されます。

ここ数年で、人気急上昇中のラフシモンズ アーカイブコレクションですが、「ラフシモンズ アーカイブ レダックス(RAF SIMONS ARCHIVE REDUX)」をきっかけにさらに世間が関心を持つことでしょう。

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