クロムハーツの創設者リチャード・スタークには、3人の愛娘がいます。長女、ジェシー・ジョー・スターク(Jesse Jo Stark)、次女、フランキー・ベル・スターク(Frankie Belle Stark)、そして三女のクリスチャン・スターク(Kristian Stark)。かつてインタビューを受けた時に「クロムハーツの一番のファンは誰?」という問いに対して「それは娘だね」と言わしめるほど溺愛しているようです。

ジェシーのヘッドデザイナー就任

その長女であるジェシー・ジョー・スターク(Jesse Jo Stark)は、まだ20代ながらも現在クロムハーツでヘッドデザイナーを務めるまでになっており、既に10代の頃にはあのスニーカーの人気ブランド、VANS(ヴァンズ)とのコラボレーションを果たしています。 2010-2011秋冬コレクションでは「ピートパンク」(PETE PUNK)と名付けられたジェシーデザインのフルコレクションも発表。従来のクロムハーツは、どちらかというと無骨で重厚、ゴシックでハードロックなイメージが強いデザインが主でしたが、ジェシーが手がけるデザインは、ややパンキッシュなテイストが強かったり、ネイティブや女性的で繊細なイメージを備えたラインナップとなっています。

新風を吹き込むジェシー

この辺りのテイストの違いについては、ジェシーはこのように語っています。「パパは何も変えたくない派。でもママは完全に新しいモノ好き。私はその中間。だから皆で言い争いになっちゃう。でもそこから新しく良いものができるの」。また、クラッシュ(The Clash)、ランシド(Rancid)、ミスフィッツ(Misfits)などのバンドを挙げ、自身を形成したバックグラウンドにはパンクロックが大きく影響していることを明かしています。 ジェシーのヘッドデザイナー就任以来、ピートパンクだけでなく、ターコイズなどのビーズブレスレットやカラフルなレザーウォレットなど、今までのクロムハーツにはなかった、女性ならではの視点で作られるフェミニンで華やかな作品が増えている傾向にあります。今までの無骨で男らしいコレクションも継続しつつ、クロムハーツに新たな風を吹き込んでいるのは、ジェシー・ジョー・スタークによるところが大きいと言えるでしょう。 また、彼女は歌手としても活動しており、様々なライブ動画をYoutubeにアップしている他、ヴァンズとのコラボレーションパーティー「VANS×Jesse Jo Launch Party」では、ダフ・マッケイガン(元ガンズアンドローゼズ)やスティーブ・ジョーンズ(元セックスピストルズ)らなどをゲストに迎え、ボーカルとしてライブステージを披露しています。
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